2013年8月28日水曜日

辰田西ロードを散歩


今日は辰田西ロードを散歩した。
なんと木道階段まで出来上がっている。
そうです。クリスチャンがつくった階段です!


ベンチのある休憩所

さらに辰田西ロードは続く

おっ、登り階段までできているぞ!

木の橋を渡るゲストハウスの子どもたち


来る人、帰る人

残暑きびしかった山の家も
すっかり涼しくなった。
朝晩は長袖がほしいくらい。

昨日は千葉県佐倉市から一家族が到着。
と思ったら、今日はKさん一家が家路について、
ちょっぴり寂しくなった山の家。

Kさん家のたっ君は「おもいっきり夏休み」に参加したあと、
そのまま山の家に残り、
家族が合流して、今日までゲストハウスで過ごした。

2学期は始まっているが、
ちゃんと夏休みの宿題は提出して
休みをとっている。

昨日はたっ君、クリスそして私で花札をした。
弱冠10歳のたっ君に、大人の2人は負けてしまった。

<貞子>こと、ともちゃんも帰った。
みんなでKさん一家の車が見えなくなるまで
手を振って、別れを惜しんだ。

最後の記念写真。ありし日の山の家の人々。

写真は残っていないけど、チャッキーも手を振ったんだよ。

2013年8月27日火曜日

赤井川村で避難者と地域住民との交流会

日本で一番美しい村のひとつ、
赤井川村を気に入って、
移住する人も少なくない。

関東から移住して来た女性が、
村でミニコミ紙の発行や勉強会を
活発に展開している。

25日(日)は「8月の未来のための勉強会」で、
映画『福島・六ヶ所 未来への伝言』が上映された。

上映後に座談会が行われ、
山の家に滞在していた家族も参加した。

富岡町から赤井川村に移住されたYさんは
自宅を建てたが、
そこは帰宅困難地域で
30,40年は戻れないので、
移住を決意したとおっしゃった。

栃木県北のKさんは
「県北は山が多く、放射線量が高い。
山の奥へ行くほど上がる。
原発事故による放射能は自然をだめにする。
もう、取り返しがつかない」

「生産者の多い地域で、
放射能のことを話すと
生産者に迷惑になるから話せない。
放射能は地域を分断させる」
などど話しました。

地域住民と避難者・一時保養の被災者との座談会は
有意義なものだった。



映画会を終えて、外に出ると虹が二重にかかっていた。
何かいいことがきっとあるぞ!

2013年8月22日木曜日

デンマークのハンバーグ

デンマークの留学生、クリスチャンのカノジョが
今日、山の家に到着。
1か月ぶりの再会。

数日前からクリスチャンの頬は緩みっぱなし。
指折り数える毎日だった。

夕食はクリスチャンが料理の腕をふるい、
デンマークのハンバーグをつくって、
みんなにご馳走してくれた。

2人でジャガイモの皮をむくーーーーーー
「よっ!お二人さん、顔をあげてください。」
「ありがとうございます。」

ハンバーグをまるめるクリスチャン

さあ、いよいよ、フライパンで焼きます

おいしそうなデンマークのハンバーグ

「これは美味い!」

2013年8月21日水曜日

新潟行きのフェリー


「山の家」に緊急避難した母子が
今晩、新潟行きのフェリーに乗って、
会津に帰った。

もう、妊娠9か月で、いつ出産かわからないので、
戻った方がいいと余市の医師にすすめられての帰還。

苫小牧港フェリーターミナルに向かう途中、
札幌市厚別区の雇用促進住宅「桜台宿舎」に寄った。

そこの公園で遊んでいると
桜台に住んでいる母子避難のお母さんたちと
話しができたそうだ。

「その中の一人に、北海道で三人目を出産された方がいらして、
桜台近くのおすすめの産婦人科の話を聞いていると… 二人いる
産科の先生のうち片方が、昨年福島から移住された先生で、
な、なんと、娘の出産のときに取り上げてくださった先生でした。
こんな偶然てあるんですね!」

「それを聞いて、フェリー乗船1時間まえというのに
一気に心が揺らいでしまいました」




サダ子

長い前髪で顔を隠し、
猫のように爪を立てる。





















そして、「サダ子だー」と
クリスチャンに襲いかかる。
クリスチャンの顔は恐怖に引きつる。






















5歳のTちゃん演じるサダ子。
四谷怪談のお岩さんなら知っているけど、
サダ子って、誰?

まさか、阿部定(あべさだ)ではないよね。
年齢の差を感じながら、
聞いたところ、サダ子とは
幽霊映画『リング』に出てくる怨霊だった。


久しぶりの援農

「思いっきり夏休み」が終わったので、
久しぶりの井内農園への援農。

今日の作業は、
収穫が終わったサクランボのビニールハウスの片付け。

ビニールはすでに外されていたので、
それを小さく畳んで、紐かけする仕事だ。

テンポよく進んでいたが、
途中で雨が降り出したので、
早めに切り上げた。

サクランボはあとは積雪前に一度肥料をやり、
冬を迎える。

たくさん実をつけた木には
「ありがとうね」と肥料を多めにあげるそうだ。

隣のブドウ畑は
大きくなった房が
たわわにぶら下がっている。

収穫は1か月後、9月20日前後だ。

葉の下に実をつけるので、ぶどうは雨には強い

ところが今年は旱魃(かんばつ)、未熟の実を取り除く井内パパ

8月20日はT君の11歳の誕生日

今日は、山の家に滞在しているT君の11歳の誕生日。
札幌で大好きなお兄ちゃんとお姉ちゃんに合流し、
札幌を満喫してきた。

お兄ちゃんは、札幌に避難移住したS君、
お姉ちゃんは、いわき市在住ののAさん。

2人とも中学を卒業し、
いまは「思いっきり夏休み」にボランティア・スタッフで参加している。

T君は子どもだけの保養キャンプ「思いっきり夏休み」が終わった後、
家族と合流して、山の家に8月末まで滞在。

Aさんはキャンプが終わった後も、
そのまま北海道に残り、
札幌恊働福祉会の事業所を見学したり、
職員の自宅にホームスティさせてもらったり、
有意義に過ごしている。

11歳になったT君も
お兄ちゃんとお姉ちゃんの影響を受けながら、
これからどう成長していくか、楽しみだ。





Kさんの引っ越し(8/20)

昨秋から、山の家に何回か一時避難されていたKさんが
札幌への避難移住を決めて、今日が引っ越しの日。

引っ越し先は、URの江別・大麻宮町団地。
大麻駅に近く、札幌学院大学や酪農大学、道立図書館もある文教地区だ。

特認校の野幌小学校にも通える。
来年小学校入学の男の子がいる。

引っ越しには、札幌恊働福祉会から
大口親分ら4人がお手伝いに来てくれた。

Kさんと5歳のR君はこれで
少し、落ち着いた生活を送ることができるだろう。
団地に早く、友だちができるといいね。

すごい! 親分は一人で冷蔵庫を担
ぎ上げた。さすが、手慣れたもの。

2013年8月18日日曜日

自然体験学校閉校


今日で、山の家での自然体験学校が終わった。

今年のおもいっきり夏休みin北海道は、
7月21日から始まり、今日で29日目。

今回は、小学1年になった子が4人も
新しく参加した。

その子どもたちは、ホームチックにもかからないで、
楽しく過ごしていた。
むしろ、お母さんの方が心配していたようだ。

1か月も保護者と離れて暮らした子どもたち、
それはすごいことだ。

山の家での生活を支えてくれた、
スタッフやボランティア、
そして、たくさんの協力してくれる人たちが
いたことを忘れないでね。

福島に戻っても、元気に活躍してね。
また、冬休みにあいましょう。
(写真は、出発直前のバスの中で)






柱の傷は一昨年(おととし)の・・・・

ゲストハウスに滞在した子どもたちは
その時の身長を食堂の柱に記している。

昨年の夏に滞在した知佳ちゃん(ともか、5歳)が
昨日1年ぶりに、山の家に到着。

早速、身長を測ったところ、
10cmも伸びていた。

<追記>
夏休みの子どもキャンプは今日で終わり。
ゲストハウスは空室があるので、
ぜひ、いらして下さい。


ちびっ子ボクサー誕生

ゲストハウスでボクシングの練習。
打ったはいいが、イテテテ〜!




2013年8月13日火曜日

<山の家>って、何だろう?

今日、舜弥君とお母さんのひろみさんが山の家に来た。
大沼舜弥君は311の年の夏から
毎回この「おもいっきりin北海道」に
参加していた。

でも、中学生になったこの夏は
サッカーと駅伝の練習のために
残念ながら参加できなかった。

サッカー大好きの舜弥君は
もちろん中学でサッカー部に入った。

夏休みの練習に出ないと試合に出してもらえない。
9月に新人戦があるので、
夏休みはびっしり練習だ。

そして、9月初めの駅伝に出場するため、
毎日あさ7時からの練習も欠かさない。
この夏休みの参加はあきらめた。

お母さんの話しでは
「いつも北海道から帰ってくると
寂しそうな顔をしている」。
今回も「行きたい、行きたい」と言っていた。

山の家への思いが募るなか、
毎年ホームスティでお世話になっている
あいの里の佐藤純子さんから
「北海道へ遊びに来ませんか」と
お誘いの連絡が来る。

舜弥君もお盆の4日間は練習もお休み、
お母さんも仕事がお休み。
タイミングがよかった。
お盆で混雑時期だったが、
飛行機もうまく予約できた。

こうして12日から15日までの北海道行きが実現し、
今日、舜弥君は友だちとの再会を果たしたのだ。

2年前から始まった福島プロジェクト、
私たちの思惑を超えて、
山の家は、子どもたちにとって、
かけがえのない、大切な場になっているようだ。

お母さんのひろみさんも、
「ここが山の家」と感激。
一緒に来た佐藤さんも今回初めて来て、
「涼しくていいですね」。

そういえば、今年は
倫ちゃん、優君、拓真君のお母さんが
ひょっこり現れた。

子どもたちが第2の故郷と呼んでいる
山の家は一体どんなところだろうと、
見に来たのかもしれない。

ひろみさんは、
来年も部活で参加はむずかしいが、
お盆の間だけでも参加させたいと言っていた。

午後の活動に出発する子どもたちを見送る、大きくなった舜弥君とお母さん。










2013年8月11日日曜日

ボランティアに来ていただいた千葉県の安田さんから


星野さんの友人の安田さんと高橋さんが
夏休みを利用してボランティアに来られ、
猛暑の中、
辰田ロードの整備を行ってくれた。

千葉のご自宅に戻られた安田さんから
メールが届いた。

************
8/1~8/7お世話になりました。
成田市宗吾の安田です。
初めてのボランティァで微力でございましたが、
力いっぱい作業させて頂きました。

障がいがある人の育成、
災害にあわれた人への受け入れ等に対しての
さまざまな取り組み活動を拝見させて頂きました。

とても大切な事・大変な仕事と感じた次第です。
しかも、子供たちと同じ目線での対応、
皆さまのすばらしさに驚くばかりでした。

(以下、参加しての感想です。)

・おもいっきり夏休みin北海道2013
果てしない大空と広い大地のその中で・・松山千春の歌のとおり。澄みきった大空、運よく見えた満天の星、そして心地よい朝夕のさわやかな風。ボランティアの名のもと、じいさん2人で1週間、クマ笹やウドなど数々の植物に囲まれた緑一色の森の山路を全長約500mにわたり整備作業をさせて頂きました。
日々、全身大粒の汗まみれ。山路をおおうクマ笹に手こずりながらの伐採・除去との戦い。クマ笹は草刈機で伐採するがどうしても数センチ地面上に突き出るように残る。歩くと靴底に当たりとても歩きにくい。つまずいて転んだら怪我につながる。その突き出たクマ笹を1本1本丁寧に選定はさみで切り込み地面上に残さないようにする。この山路を歩く子供たちの安全を考慮し作業を進めたところです。願わくは山路を歩く子供たちの大きな歓声が響くこと、そして私は初めてのボランティアを体験。無事に役割を果たせたことに胸をなでおろす。
子供たちは原っぱで元気よく大きい声でキャッチボールやサッカーで遊んでいる。その光景を見て逆にじいさんは元気をもらった気になりました。

(追記)
子供たちの写真を郵送(8/9)しました。



2013年8月6日火曜日

今日はなっちゃんの4歳の誕生日

福一がおかしい。
格納容器から窒素が漏れていることを
東電が認めたのが先月末。

それって、大変なことじゃないの!?
だって、格納容器の中は
高濃度の放射性物質が充満しているのだから。
再臨界の情報も流れている。

それでも、世の中は
何事も起こっていないかのようだ。
この社会の何を信じたらいいのか。

そんな中、
会津に住んでいる
10月に第2子を出産予定のAさんが
新潟からフェリーに乗って、
山の家に避難してきた。

今日は、
Aさんの一人娘なっちゃんの
4歳の誕生日。
お母さんの愛情あふれた、
楽しい楽しい誕生会でした。

お母さんの手づくりケーキ
みんなが「なっちゃん、ろうそく消して!」
と言ってるのに、ろうそくを消さないで、
風船のふくらましに熱中するなっちゃん。 
藤田さんが買ってきたプレゼントは、大きなメロン
ママからプレゼントの「ちゅぱちゅぱアイちゃん」にミルク
をあげるなっちゃん。「ちゅぱちゅぱ」と声が出るんだよ。 
2歳の緋彩(ひいろ)ちゃんの誕生日は
来月だけど、バニーガールをプレゼント
耳飾りもかわいいね。
不思議の国のアリスの衣装もママから
プレゼント。恥ずかしがり屋のなっちゃ
んも、この時ばかりはモデルに変身だ〜。
魔女が登場!デンマーク人のクリスチャン。
期間中、山の家でボランティアの大学生。 
怖いよう〜怖いよう〜。
ママの膝の上に逃げ込むなっちゃん。

2013年8月3日土曜日

赤井川村のカルデラ祭(8/3,4)





500円でじゃがいも、トマト、くだもの食べ放題

関東ボランティア軍団が辰田西ロードを整備中

デンマーク在住の星野さんが
今年の夏も福島プロジェクトのために来日。

初日から山の家で活躍していただいたが、
パートナー(デンマーク人)のアクシデントで
急遽、デンマークに帰られた。

すれ違いで1日に入ってこられたのが、
星野さんの友人の安田さんと高橋さん。

千葉と群馬にお住まいのお二人は
早速、2日からフル回転で
辰田西ロードの整備を始めた。

辰田西ロードの入口。クワガタの採集場所でもあり、
毎朝子どもたちが集まってくる。
西ロードを整備中の高橋さん。草刈り機の操作も
鮮やかで、クマザサをきれいに刈り取っていく。 
安田さんは子どもたちがケガをしないように
クマザサの切り口を取り除いていく。気の遠く
なるよな作業だが、着実に前に進んでいく。
安田さんのかがんでいる場所の向こう側はまだ整備
が終わっていない道、前の写真とくらべると雲泥の
差。大変な作業を暑さの中でやっていただいている。