何と言っても「鶏の解体」ワークショップ(鶏しめ)。
日々の食卓に出てくる鶏肉。
でも、どうやって鶏の「命」を
いただいているのか、私たちは知らない。
「命」をいただくというのは、
どういうことか、
体験してもらうワークショップ。
余市のスルジェ農園の卵を産まなくなった鶏(平飼い)。
羽交い締めて逆さにし、首の頸動脈に
ナイフを入れる。
その瞬間、鶏の命が伝わってきて、
何とも言えず、
胸の奥からこみ上げてくるものがある。
約200ccと言われる体内の血が抜けきるまで3〜4分。
最後のとき、もの凄い力で羽をばたつかせたあと、
静かになる。
子どもたちは何を感じているのだろう。
生きている鶏をさわって
命の感触を確かめる。
死んでも体はまだ温かい。
消え行く命の温もりを手で感じながら、
みんなで羽をむしり取る。
命あるものをいただいて
私たちは生きている。
命をいただく現場に立ち会って、
自然と感謝の気持ちが湧いてくる。
年配の参加者に聞くと
子どもの頃に鶏しめを経験している人が
意外と多かった。
昔は、命をいただくことと食べることが
近かったんだ。
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