2013年6月18日火曜日

はかないセミの命

山の家のエゾハルゼミ(蝦夷春蝉)の大合唱は
日が暮れても終わらない。

セミが地上で生きるのは、わずか7日間。
はかない命。
時を惜しんで泣いているのだろうか。

でも、セミが幼虫として
地下生活する期間は7年という。
短命どころか昆虫類でも上位に入る寿命の長さをもつ。

地中では、
樹液を吸って、何度も脱皮するのだという。
樹液は水みたいなものだから、
成長するのに7年もかかってしまう。

セミにとっては地下での7年が本当の人生。
地上は言ってみれば「あの世」か。

<写真>山の家ではセミはカラスの恰好の餌になっている。




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