昨日は、むすびば「みなさんありがとう」交流会。
311直後に市民が自発的に集まって立ち上げたむすびばは、
来年3月で解散するが、
実質的には年内でむすびばとしての活動を終える。
もちろん、被災者支援活動が必要なくなった訳でも、
あちこちであるような組織の内紛で解散するわけでもない。
3年という節目で支援のあり方を見直そうということと
すでにコンソーシアム形態に移行し、
各チームで活動しているものを
より機動力を発揮し、
課題に迅速に対応できるようにするとともに
一方では、長期的な展望を描きながら
活動を続けていこうというものだ。
昨日は、
一緒に活動して来た仲間、
活動を支援して頂いた方々、
そして、
避難者のみなさんが参加した。
2年9ヶ月の活動の中で、
たくさんの市民の方が
物資支援や寄附、労力の提供という形で、
むすびばの活動を支えていただいた。
まさに市民力が結集して、活動が持続して来た。
サンタさんも登場、左端はレオン君 |
阪神淡路大震災をきっかけに
日本の社会は大きく変わった。
ボランティア活動が急速に広がり、
震災のあった1995年はボランティア元年と言われる。
NPO法ができたのはその直後の1998年だ。
いまや、NPOは全国5万、北海道2千を数え、
一大セクターを形成している。
しかし、311はそれ以上に、
日本社会を大きく変えるエポックメーキングになるだろう。
岩手県大槌町安渡小学校の仮設住宅で
避難生活を続ける82歳の小国ヤスさんの言葉。
「全財産を津波で失ったけど、
それ以上のものを得ることができた。
それはたくさんの人と出会えたこと」
311以降の新しい価値観が
ここに表現されている。
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