2013年12月8日日曜日

むすびば解散へ。


昨日は、むすびば「みなさんありがとう」交流会。
311直後に市民が自発的に集まって立ち上げたむすびばは、
来年3月で解散するが、
実質的には年内でむすびばとしての活動を終える。

もちろん、被災者支援活動が必要なくなった訳でも、
あちこちであるような組織の内紛で解散するわけでもない。

3年という節目で支援のあり方を見直そうということと
すでにコンソーシアム形態に移行し、
各チームで活動しているものを
より機動力を発揮し、
課題に迅速に対応できるようにするとともに
一方では、長期的な展望を描きながら
活動を続けていこうというものだ。

昨日は、
一緒に活動して来た仲間、
活動を支援して頂いた方々、
そして、
避難者のみなさんが参加した。

2年9ヶ月の活動の中で、
たくさんの市民の方が
物資支援や寄附、労力の提供という形で、
むすびばの活動を支えていただいた。

まさに市民力が結集して、活動が持続して来た。
サンタさんも登場、左端はレオン君

阪神淡路大震災をきっかけに
日本の社会は大きく変わった。

ボランティア活動が急速に広がり、
震災のあった1995年はボランティア元年と言われる。

NPO法ができたのはその直後の1998年だ。
いまや、NPOは全国5万、北海道2千を数え、
一大セクターを形成している。

しかし、311はそれ以上に、
日本社会を大きく変えるエポックメーキングになるだろう。

岩手県大槌町安渡小学校の仮設住宅で
避難生活を続ける82歳の小国ヤスさんの言葉。
「全財産を津波で失ったけど、
それ以上のものを得ることができた。
それはたくさんの人と出会えたこと」

311以降の新しい価値観が
ここに表現されている。

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