県庁所在地の福島市ではなく、
いわき市だ。
仮設住宅は35カ所を数え、
避難者は2万人を超える。
そこに被災地復興事業で
労働者が大量に流入している。
お昼時になると
どこのレストランも
列ができる。
市内を走っていると
街頭に貼り出された葬儀の紙が
あちこちで目に入る。
火葬場も混み合っていて
火葬の時間がとれないので、
やむなく葬儀の前に火葬にするケースも多いそうだ。
いわき市内最大の新興住宅街「いわきニュータウン」 (いわき市中央台) |
Hさん宅にお邪魔した。
17年前に新築し、
まだ住宅ローンが残っているなかで、
3.11を迎えた。
すぐ、関東の方に避難したが、
夫の仕事の関係で、
1ヶ月足らずで戻ってきた。
高台なので、
いわき市内では
線量が高い。
庭の放射線量は0.6μs/h。
自費で除染したが、
周囲の線量が高いので
もとに戻ってしまう。
いまでも測ると
0.3μs/hあるという。
玄関にはいつでも避難できるように
避難グッズが置いてある。
「毎日不安の中で生活したくはないのですが・・・」
悩みながらの生活は4年目に入った。
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