2016年2月10日水曜日

陸前高田市〜町全体が工事現場

岩手県ではもっとも人的被害の大きかった陸前高田市。
死者は行方不明者あわせ1,757人。
全世帯の半数、4,063世帯が津波被害を受けた。
間もなくまる5年を迎える旧市街地は
カサ上げの造成工事途上。
仮設での生活は6年目を迎える。

旧中心市街地全体が津波に洗われた。ここからどんな街が
姿を現すのか、想像もつかない。この光景からは被災者の
明日の生活はまったく見えてこない。被災者にとっては見
たくない風景だろう。
津波はセルフの看板まで洗い、遠くの山の麓に到達した。 
津波が根こそぎ洗い尽くした松の根の残骸
道の駅高田松原は当時の残骸そのままをさらけ出していた。
まだまだ仮設の生活は続く
ようやく完成した7階建ての復興住宅。集合住宅に住んだ
ことがない被災者は「毎日ホテル住まいしているようだ」
という。高台に立つこの住宅から旧市街地と海が一望に見
えるが、目の前に広がる旧市街地は、だだっ広い工事現場。
入居1カ月で一人の高齢者が自殺したという。




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