2015年2月28日土曜日

3回目の避難者会

今日は、山の家経由で札幌あいの里などに
避難移住した人たちの3回目の避難者会。

午前10時から午後3時まで、
お互いの近況を話しあった。

今回初めて、あいの里避難者のみの会になった。
初めての参加者もあり。

今後の生活の話し、健康のこと。
自分の納得のいく食事は
小さい畑で自分で作るべきか。
甲状腺検査のできる病院の情報交換。

おだやかでのんびりと会がすすんだ。
避難者どうし、子どもの面倒をみながら食事。

次回は雪がない頃にバーベキューしよう、
たのしいことをしたい、
と話しあった。
会場はふれあいセンターの1階レストラン「モナムール」

研修会で「市民放射能測定所」の富塚さんが講演

札幌協働福祉会が年1回、
開催している管理職1泊研修。

今年は「はかーる・さっぽろ 市民放射能測定所」の
富塚とも子さんが講師で
「放射能被害の現状」について
お話ししていただいた。

いまなお進行中の東電福島原発事故。
汚染の実態。
放射能の人体への影響。
福島の子どもたちの健康被害。
食品の汚染状況-----など
講演は広範囲に及んだが、
とくに、食品の汚染や
何を食べたらいいかという話題に及ぶと
みなさん、真剣に耳を傾けていた。

「野菜は北海道産、魚は日本海側産であれば、まず安心」
と話す富塚とも子さん。ただ、畑に撒く融雪剤や飼料は
汚染物質が含まれている可能性があり注意が必要という。

イベント「5年目の3.11」


明日から3月、早いね。
そして、もうすぐ4回目の3.11。

3月10、11日と
札幌駅前通地下歩行空間で
「5年目の3.11」というイベントが行われる。

北海道内で様々な被災地支援、避難者支援を
行っている団体が参加する。

札幌恊働福祉会もパネル展示で参加する。
是非足を運んください。

********
場所:札幌駅前通地下歩行空間/北3条交差点広場
日時:3月10日(火)12:00~20:00
   3月11日(水)10:00~19:00
主催:5年目の3.11実行委員会(北海道、札幌市、札幌駅前通まちづくり株式会社、NPO法人北海道NPOファンド、北海道NPO被災者支援ネット)

2015年2月24日火曜日

被災5年目を迎える福島市での相談会

福島市での保養相談会。
札幌協働福祉会・山の家のブースには
14組の家族が訪れた。

大半は福島市内からだが、
少し遠い三春町、
三春町よりもっと遠い石川町や
いわき市から来た方もいた。

以前ほどワッと相談者が来て
トイレに行く時間もないという
状況ではなくなったが、
相談者の切実さや真剣味は
増したような気がする。

障がいを持った子のお母さんが2組。
なかなか受け入れ先がなく、
保養に行けていないという。

夏休みに行かせたいので、
春休みは親子で山の家に行ってみたいというお母さん、
一度自宅に戻って、お子さんを連れてきた。

ダウン症のM君、
春休みに山の家においでね、
と言うと、頷いた。

来月1歳になる赤ちゃんを抱いて
いわき市から来られたご夫婦は
移住先を探していた。
山の家に来て、ゆっくり相談しましょうと言うと
大いに関心を示してくれた。

山形に3年間避難して、戻ってきたお母さんは
小学1年のお子さんを外遊びさせていない。
中学校は会津の中高一貫校に入れたいと
だいぶ先のことまで考えている。

サッカー少年団の夏の合宿先を
県外で探しているお母さんが2人。
求めるものがハッキリしているので
対応しやすい。
札幌や近郊で練習場と宿泊先を探してみる。

「共働きで長期の休みが取れず、
短期の保養しか出せない」
「夫が保養に関心がない」
など、それぞれに悩みを抱えているのは
以前と変わらない風景だ。

会場は福島市市民活動サポートセンター「チェンバおおまち」

2015年2月20日金曜日

いよいよ明後日、保養・移住相談会(福島市)


山の家きょうどうから
保養プログラムと移住情報を持って、
安斎と富塚が行きます。

山の家きょうどうのブースに
ぜひ、いらしてください。

[相談会日程]2月22日(日)
       11:00〜16:00

[相談会会場]
 福島市市民活動サポートセンター
 http://www.f-ssc.jp/?cat=5
 福島県福島市大町4−15 チェンバおおまち3F

2015年2月18日水曜日

5年目の3.11

3月10、11日、札幌駅前通り地下歩行空間で
行われるイベント「5年目の3.11」に
札幌協働福祉会も
福島の子どもたちの保養事業「おもいっきり夏休みin北海道」や
家族の一時避難保養受け入れの取り組みなどで
出展します。

長谷川さん、ニッカ余市工場を見学

ニセコと余市のダブル講演を終えた長谷川さん、
翌日はNHK朝ドラ「マッサン」を
いつも見ているというので、
ニッカ余市工場をご案内した。
その後、泊原発の現地・岩内町での講演会に向かった。

月曜日の午前中でもニッカ余市工場は見学客で賑わっている。
札幌ドームの10倍の広さ
マッサンとリタさんが住んだ家

原発に「ふるさと」を奪われて〜長谷川健一さん講演会


15日、余市宇宙記念館3Dシアターで
飯舘村の酪農家、長谷川健一さんの講演会を
開催した。

長谷川さんは、
福島原発事故発生当初から起きたことを、
分かりやすく、熱く語ってくれた。

事故直後、飯舘村の放射能汚染の実態が判明したとき、
菅野村長はその事実を隠そうとした。
村民の命より村を守ることを優先した。
スピード1の汚染データを国も県も隠した。

計画的避難区域の設定にも村長は反対したが、
民主党政権は指定した。
しかし、設定された時には
避難先のアパート、マンションも空いてなく、
ようやく全村避難できたのは7月半ば、
その間、無用な被曝を村民は受けてしまった。

県民健康調査で5ms以上の初期被曝したのは920人。
8割が飯舘村民だった。

飯舘村では、今でもガラスバッチさえ、
子どもたちは持たされていない。

「飯舘村民は怒っている。あまりにもおとなしすぎた。
 原発の恩恵もなんもない村に放射能が降ってわいた。
 そういう矛盾に声を上げて東電に事故の究明や説明を
 ちゃんとさせようということで申し立て団を結成した」

原発ADR申立て(東電への損害賠償請求)に
村民6,000人のうち、4,000人が参加した。

ところが、菅野村長は、
賠償に差が出るからと
4,000人の村民の意思に逆らって、
ADRを認めるなという要望書を提出した。

放射能汚染は核分裂を起こす。
家族、地区、村、県を分裂させる。
自然災害との大きな違いだ。

東電も政府も事故の責任を問われず、
県民も声を上げれない中、
ADRで声を上げたことは本当に良かった
と長谷川さんは語った。



2015年2月16日月曜日

登の子どもたちが野菜発送のお手伝い

昨日は日曜日だったので、
登小学校(余市町)の子どもたちが
野菜発送に参戦。

同小学校の半数を超える子どもたちが
野菜発送を手伝ってくれた。
半数といっても児童数は10人の小規模校。

野菜の数を読み上げると
子どもたちは、
先を争うように野菜を数えたり、運んだり。
楽しい発送になった。




お徳用の夕張長芋

昨日は〈福島〜北海道〉野菜便の発送日。

今回の長芋は夕張産。
でかくて長い!
これが○○○円の大安売り。


2015年2月6日金曜日

仁木町・宮川農園で味噌づくりに挑戦

今日は仁木町の宮川農園で
朝7時から味噌づくり。

宮川さんのお味噌は
〈北海道〜福島〉野菜便で
「おいしい」と好評だった。

ところが、生産が間に合わず、
昨年途中から取り扱いができなくなった。

今日わかった、おいしさの秘訣。

今金町の農家と契約して
香ばしくて甘い、
鶴の子大豆を使っていること。

その大豆を煮るのではなく、
蒸かして使っていること。
その他いろいろ。

北海道でおいしい味噌第2位に輝いたこともあり、
根強いファンが全国にいる。

そんな大豆を何とか
〈福島野菜便〉で復活させるための
今日の味噌づくりの挑戦。

今月中に福島向けに仕込んで
1年寝かせた《山の家味噌》を
来年2月の野菜便でお披露目したい。

作業は午後2時までかかったが、
宮川農園でお昼にご馳走になった
打ち立てのそばがおいしかった!

今金町の鶴の子大豆。豆粒が大きい。
大豆は前の日から水に漬け、うるかす。
北海道産米を使って、麹も自家製。
大豆は煮るのではなく、1時間半ほど蒸かす。鍋は他の農家
から譲り受けたもの。こういう鍋は希少になっている。 
蒸かした豆はそのまま食べても、香ばしくて甘い。
麹は熱に弱いので、冷ます。
麹5kg、大豆5kg、塩2.5kgの割合
で混ぜ合わせるが、まずは麹と塩
を煮汁1.5kgを使って混ぜ合わせ。
塩は赤穂の天塩。
混ぜ合わされた塩と麹
濃い黄色の大豆の煮汁も美味しさの秘訣のひとつ。
冷めた大豆をミンサーに入れる。 
しっかりこねる。
団子にして、空気を抜くために思いっきり、樽に投げ入れる。
容器などの消毒は、35℃の焼酎。
身体に悪いものはひとつも使っていない。
手づくりのおいしさ!






2015年2月4日水曜日

余市で飯舘村の酪農家・長谷川健一氏講演会


長谷川健一氏余市講演会のお知らせです。
(拡散歓迎)

**************

原発に「ふるさと」を奪われて

福島県飯舘村~ある酪農家の叫び

飯館村は福島第一原発から30km圏外だったにも関わらず、
事故で高濃度の放射能に汚染されました。

国が避難指示を出したのは事故から2カ月後。
その間、住民は大量被曝にさらされました。

渦中にいた長谷川さんが、事故直後の様子、
子どもや孫を被曝させてしまった苦しみ、
家族同然の牛との別れ、酪農仲間の自殺
ーー放射能事故の被害者にしか語れない
3.11後の壮絶な体験と葛藤を語ります。

間もなく5年目を迎える3.11。
福島の現在を知り、
未来を一緒に考えましょう。

と き 2月15日(日)午後6時~(開場5:30)
ところ 余市宇宙記念館スペース童夢3Dシアター[ランデブー]

参加費  500円(高校生以下無料) 
お問合せ 0135-34-7005(山の家きょうどう)

主催 長谷川健一余市講演実行委員会
   (仁木町東町緑ヶ丘114 山の家きょうどう)
協賛 札幌協働福祉会
後援 余市町・仁木町・赤井川村(いずれも依頼中)
高濃度に汚染された飯舘村から避難し、
伊達市内の仮設住宅で暮らす長谷川健一さん

2015年2月1日日曜日

メンフクロウに出会う

今日のランチは
CafeForestScene。
喜茂別にこんなおいしいレストランがあるとは!

帰る時に、
店内で見つけたメンフクロウ。
ビックリ!
顔がお面のようだから、メンフクロウ。
剥製じゃなく、生きています。
店内には薪ストーブ。


都会の山小屋サッポロッジ


今日のスノーシューハイキングの
ガイドをしていただいた奈良亘さんは
札幌生まれ札幌育ちの山岳ガイド 。
第34次南極越冬隊員でもある。

昨年末、ススキノの外れ(南5条東1丁目)に
ゲストハウス「サッポロッジ」をオープンした。
北海道の自然を体感したい旅人は
是非都会の山小屋SappoLodgeへ!

1階はカフェバー。
飲んで帰るのが面倒くさい方は、
2階のロッジでお泊まり。

喜茂別町でスノーシューハイキングと森林調査

今日は喜茂別町で
スノーシューハイキングと森林調査。

主催する知来別森の会は、
喜茂別町にある約10haの森林で
森づくりを行っている。

この森林は、トドマツ人工林、
シラカバ造林地、広葉樹林(雑木林)
からなっている。

2012年から林道の改修、境界や林内歩道の刈払い、
トドマツ人工林の間伐作業などをはじめた。

昨年は林道づくりを始め、
今年春には植林も行う。

午前中は、親子向けスノーシューをはいた自然観察。
元南極越冬隊員で山岳ガイドの奈良亘氏が
スノーシューのはき方・歩き方を指導してくれた。

早速、スノーシューで山歩き。
釣り下がっているブドウの蔓で
ブランコやターザンごっこ。
子どもたちは大喜び。


午後からは森林調査。
鋸谷式間伐の密度管理。
半径4m以内の立ち木の直径と高さを調べ、
密度管理の数値基準と比べ、
多いか少ないかを調べる。
多ければ、間伐が必要ということになる。

積雪期ならばこそ、
スノーシューで山の中を
縦横無尽に歩ける。
いい体験ができた!