2014年12月25日木曜日

いわき市から避難の坂本さんが仁木町で講演

仁木町の民生委員児童委員協議会の
第6回定例会が今日開かれ、
わが法人(札幌協働福祉会)職員の
坂本尚哉さん(36歳)が招かれ、
「東日本大震災被災経験者からの報告」と題して、
講演を行った。

坂本さんはいわき市から避難し、
現在は当別高岡アクティビティセンターに
勤務している。

2011年3月20日に、親戚のいる札幌に
妻子だけが避難した。

就職のあてもないまま、
避難する訳にはいかない坂本さんは
「戻る戻らないで妻と口論。
 春休みまでに戻るが、1学期までになり、
 そして夏休み終わってからに。
 震災離婚が我が身にふりかかるとは
 思ってもみなかった。
 妻からは『家と子ども、どっちをとるの!』と迫られ、
 震災より、つらかった」と振り返る。

結局、究極の選択で避難移住を選んだ坂本さん。
その選択に今は後悔はないと述懐する。

日頃、高齢者の安否確認などで
苦労されている民生委員のみなさんも
坂本さんの話に真剣に聞き入り、
最後にあいさつした協議会の会長さんは
「原発はなくさなければならない」と
締めくくった。

メガネをかけ、イメチェンの坂本さん
貴重な機会を提供いただいた協議会に感謝

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