仁木町の民生委員児童委員協議会の
第6回定例会が今日開かれ、
わが法人(札幌協働福祉会)職員の
坂本尚哉さん(36歳)が招かれ、
「東日本大震災被災経験者からの報告」と題して、
講演を行った。
坂本さんはいわき市から避難し、
現在は当別高岡アクティビティセンターに
勤務している。
2011年3月20日に、親戚のいる札幌に
妻子だけが避難した。
就職のあてもないまま、
避難する訳にはいかない坂本さんは
「戻る戻らないで妻と口論。
春休みまでに戻るが、1学期までになり、
そして夏休み終わってからに。
震災離婚が我が身にふりかかるとは
思ってもみなかった。
妻からは『家と子ども、どっちをとるの!』と迫られ、
震災より、つらかった」と振り返る。
結局、究極の選択で避難移住を選んだ坂本さん。
その選択に今は後悔はないと述懐する。
日頃、高齢者の安否確認などで
苦労されている民生委員のみなさんも
坂本さんの話に真剣に聞き入り、
最後にあいさつした協議会の会長さんは
「原発はなくさなければならない」と
締めくくった。
メガネをかけ、イメチェンの坂本さん |
貴重な機会を提供いただいた協議会に感謝 |
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