うけいれ全国の避難保養相談会。
今日のいわき会場(いわき市生涯学習センター)には、
北は北海道、南は沖縄から
全国35の受け入れ団体が
夏休みの保養プログラムや保養受け入れ情報、
移住情報などをもって集まった。
開場と同時に列をつくっていた来場者が入場し、
今日一日でザッと150家族が来られた。
ほとんど子ども連れの若いお母さんたち。
いわき市内から来たという人が圧倒的だった。
山の家のブースには、12家族が来られたが、
3.11から4年経ち、来場者が減った印象をもつ。
うけいれ全国に加入する団体がいまも増え、
全国から最大規模の35団体が集まったのだが、
これは必ずしも受け入れ団体が増えていることを
意味するのではないと思う。
むしろ、保養ニーズが減って、
既存の団体が参加者の掘り起こしを求めて
うけいれ全国に集まってくるのではないだろうか。
一方、来場者150家族をどう捉えるかは難しい。
市内小学校や幼稚園を通じて、
保護者に相談会のちらしを配布したことで、
今まで保養に参加したことのない家族の来場が目立った。
一方で、相談会があれ必ず来場するリピーターが
今回は少なかったような気がする。
今日も、
「まわりは放射能はもう大丈夫一色、
放射能のことを話すと変な目で見られるから、
口に出せない」
と言う声を聞いた。
復興・帰還圧力が強まり、
ますます孤立感を深めている。
そして、もう放射能や保養を考えることに
疲れてしまったという人も増えている。
分断、亀裂が深まり、アキラメが広がる中で、
支援のあり方も簡単ではなく、
今後は今まで以上に被災者に寄り添った支援が
求められている。
今日は、山の家の夏休み滞在の仮予約が2件。
明日は二本松での相談会。
<山の家ブース来場者の声>
「移住や引っ越しをずーっと考えながら生活していたが、
今は考えても仕方がないと思うようになった」
「学年が変わって、
娘だけ給食ではなくお弁当ということが
できなくなった。
でも、ご飯だけは今も持たせています」
「学校給食の牛乳だけは飲ませていません」
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