2015年11月30日月曜日

師走の気ぜわしい中だからこそ、音楽に浸ってほしい・・・


日頃、大震災と原発事故の被災者支援をしている皆さんに
うれしいプレゼント。

A)さっぽろホワイトイルミネーションコラボレートLive 2015

  日時 12月18日(金) 開場18:00 開演19:00
  場所 わくわくホリデーホール(市民ホール)
  出演 ジミー東原オールスターズ、奏楽&つきのさんぽ、LOVERSSOUL
  先着 20名様ご招待

B)川久保賜紀&遠藤真理&三浦友理枝 トリオコンサート
  日時 12月22日(火) 開場18:30 開演19:00
  場所 えぽあホール(江別市民文化ホール)
  先着 20名様ご招待

チケットは北海道NPO被災者支援ネットにてお預かりしておりますので、
ご希望の方はメール、もしくはお電話にてご連絡ください。

申込 北海道NPO被災者支援ネット までお電話、又はメールにて
    ①希望のコンサート A)・B)またはA)B)両方を明記
    ②所属団体名 
    ③観覧代表者名 
    ④枚数(ご家族などとご一緒でもかまいません) 
    ⑤電話番号 
    ⑥チケット受取方法→引取or郵送
    ⑦⑧で郵送希望の方は郵送先をおしらせください。

    北海道NPO被災者支援ネット  
    電話:011-552-5900 
    メール:kitanpo2@gmail.com
*****
山の家もしくは、札幌協働福祉会と言ってください。






2015年11月29日日曜日

12月12日は<山の神>の日


昨日、今日と山の家の森で
間伐技術とチェーンソーの講習会。

道内各地で林業指導を長年されてきた
元道職員の濱田満さん(79歳)が講師。

「木を伐採するということは
 木の命をいただくこと」など
心構えやメンタルな部分で
学ぶことがたくさん、あった。

そのなかのひとつが
【山の神】の日。

12月12日がその日で
お酒とお米、塩とお頭付きの魚、白菜を供えて
山の恵みと無事に感謝するのだという。

そして、この日は
《山の神さまが、山の木を一本一本数える日》といわれ、
 山仕事へ行ってはいけない。

なぜなら、山の神さまに、
自分も山の木の一本に数えこまれ、
帰ってこれなくなってしまうから。

山の神は女神で
1年に12人の子どもを産むともいう。

そういえば、うちにも
山の神様がいた!




2015年11月26日木曜日

丸5年を迎える東北の被災地〜まだまだ支援が必要

北海道NPO被災者支援ネットからのメール。

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  はやいもので、今年も残すところあと一ヶ月
  ほどになりました。
  この時期から、震災がおこった3月11日までは、
   毎年あっという間に過ぎていきます。
   そして、来年で、東日本大震災から丸5年にな
   ります。

    阪神淡路大震災では、丸5年を迎える前に、仮
    設住宅の最後の居住者が退去したそうです。
    東日本大震災においては、現在も約66000人
  (恵庭市の人口68000人とほぼ同じくらいの方々)
    の方が、プレハブなどの仮設住宅に暮らし、5
    度目のお正月を迎えようとしています。そして、
    来年になっても退去できるかどうかわからない
    方がおられるのです。

    そして、仮設住宅を出たとしても、その後の新
    しい環境に馴染むまでには時間がかかります。
     暮らしの再建には、まだまだ時間と支えが必要
     です。
********
岩手県のリアス式海岸沿いの町は
まだまだ復興住宅の建設が進まず、
8割の方が、仮設住宅に残っています。

山間にひっそりと立つ大槌町の仮設住宅


2015年11月25日水曜日

福島県下3カ所で、枝元なほみさんの料理教室&交流会

21日福島市
22日いわき市
23日郡山市

エダモンこと料理研究家の枝元なほみさんをお招きして、
親子で料理をつくって、食べ、交流するイベントを
山の家を支える会と地元お母さんグループの
コラボで実施した。

北海道からは支える会の竹田会長、
札幌恊働福祉会の宮野常務理事ら
10人あまりが参加した。

福島のお母さんたちに
料理を通して少しでも
元気になってもらえたら、
という企画。

親子で楽しく料理をつくり、
笑顔で食べ、懇談している様子を見て、
「やってよかった」。

枝元さんから
北海道の食材を使った加工品の生産販売等
お母さんたちの共同事業の提案もあり、
今回のイベントが
保養事業にとどまらないで
北海道と福島が手をつないで
未来への扉を開くきっかけにもなりそう。

子どもたちが多数参加したいわき会場
枝元さんが包丁の使い方を伝授
挨拶する<山の家を支える会>の竹田会長

ごはん春巻き、白菜のニンニク味噌鍋など
免疫力アップを意識した献立

どの会場も子どもたちが大活躍

「何もできなければ、一緒に泣くところから始めよう」
「ガラッと窓を開けてつながっていけたらいいね」と
いう枝元さんの話しが共感を呼んだ。





放射能)大丈夫情報が氾濫し、放射能に向き合うこも否定
されてしまう現実の中で、「事故後に出会った人たちとのつ
ながりが希望」といういわき会場での発言が印象に残った。













食品添加物の話しはできても放射能の話しができないの声も。

3a!郡山会場


北海道に戻ったら、冷たい雪が待っていた(苫小牧西港)




眞鍋千賀子さん急逝

福島から帰ってきたら
喪中ハガキが届いていた。

NPO法人自立支援事業所ベトサダの
代表眞鍋千賀子さんが
18日に急逝したというのだ。

ベトサダは、20年近く札幌で
路上生活者・生活困窮者の保護、
自立支援、就労支援を行ってきた。

74歳とはいえ、
まだまだ元気に活躍していたのに。

謹んでお悔やみ申し上げるとともに、
ベトサダの活動がこれからも
続いていくことを祈ります。

2015年11月19日木曜日

チェーンソー安全講習をやります!


冷水峠森づくりの会の講習会第2弾!

好評だった「軽架線による間伐材の搬出研修会」に続き、
今度は間伐技術とチェーンソーの安全操作の講習。
多数の参加をお待ちしています。

******

《間伐技術&チェンソー安全操作》講習会
  〜間伐の調査と安全な伐採方法〜

     *参加費無料*

日時○  11月28日(土) 13:00〜16:00  
   11月29日(日)   9:00〜12:00

場所○   山の家きょうどう  (余市郡仁木町東町緑ヶ丘114)

   <講師>
       辻 昌秀氏/NPO法人ウヨロ環境トラスト(白老町)
       濱田 満氏/元南空知地区林業指導事務所長(苫小牧市)
       山田祥数氏/間伐ボランティア・札幌ウッディーズ(札幌市)

<内容>
     28日  間伐の調査と選木方法
     29日  安全な伐木作業とチェンソーの取扱い

○山の家に宿泊可、1泊4,000円(2食付き)。
○ボランティア保険加入済 
○ヘルメット・軍手は用意しますが、飲み物・タオル・作業靴(長靴で可)などはご持参ください。 
○小雨決行。

主 催)冷水峠森づくりの会
(余市郡余市町東町緑ヶ丘114)
<参加申込み>TEL090-1300-8314(担当:富塚)

2015年11月18日水曜日

おもしろかった軽架線研修会

軽架線による間伐材の搬出研修会。
講師を含め、18名が参加した。

室蘭や札幌、遠く下川町からも
林業を始めた若者がやってきた。

土佐の森方式の軽架線キッド。
簡易な機器で間伐材を引き上げ
る力はすごい。

2日間の日程である程度
使いこなせるようになった気がする。

<参加者の感想>

・今回の研修は大変充実していた。
 明日から自分たちだけで軽架線を
 使った作業ができると思う。

・おもしろく作業ができた。

・間伐した木の搬出に一番労力がいる。
 大きな機械もなく、あれだけの材を
 楽々とあげることができるのはすごい。

・切った木の搬出に投資できる額と
 動ける人間の数を考えると軽架線
 から入るのが一番入りやすいと思
 った。具体的に検討してみたい。


4mの木を軽々と引っぱり上げる軽架線
2本まとめて引き上げることもできる。
滑車をつないで横に引っぱること
もできるので、行動半径は広い。
予想外の参加者を数え、林業への関
心の広がりを感じさせた今回の研修

本格的な冬を前にせん定作業に忙しいぶどう畑

収穫が終わり、葉も落ちたワインぶどう畑。
積雪期を前にせん定作業をする様子が
余市のあちこちの畑で見られる。

今日はK農園にお邪魔し、
せん定が終わったツバイゲルトレーベの枝(穂木)を
いただいた。

穂木は今月中に山形県の種苗農家に送り、
接ぎ木と育苗をお願いする。
1本の枝から3〜4本の苗木ができる。

苗木になって戻ってくるのは
再来年の春。
畑に植え付けるのはそれから。
先の長い話し。

せん定の終わった3〜4年目のツバイゲルトレーベ。
先の枝は伸ばしていく。
150本くらいの穂木を拾い集めた

2015年11月17日火曜日

余市町で働きませんか〜相談員募集

生活困窮者自立支援法に基づき4月から新設された
後志管内生活就労サポートセンター(余市町黒川)で、
相談員として、生活困窮状態の方への支援を行う仕事です。

月給16〜18万円。
パートは時給 1,200円(週3~4日、一日5時間)。
雇用期間2016年3月まで(更新あり)。

放射能汚染地からの避難者は
最大9カ月間
山の家を住居として無償提供します。
(求人事業所はワーカーズコープで
 山の家とは直接の関係はありませんが、
 避難の便宜を図るためです)

求人の詳細は、
求人番号01010-35122951
 同  01010-40563451



2015年11月14日土曜日

福島・いわき・郡山で枝元なほみの料理教室

テレビでおなじみ、
枝元なほみさんの料理教室。

作って楽しい、食べておいしい、
料理教室のあとは、
枝元さんを囲んで、親子で参加する楽しい時間。

山の家きょうどうを支える会が
福島のみなさんに送るプレゼント・イベント。

**********
11月21日(土)会場/サン・ライフ福島(福島市北矢野)
       11時〜 料理教室(定員30名、参加費300円)
       12時〜15時 食べて飲む交流会(定員70名参加費会員500円非会員700円)
             予約連絡先/ogunikara.egao.0311@gmail.com
 
11月22日(日)会場/いわき市中央台公民館
       11時〜15時(定員30名、参加費1,000円) 
             お申込み/yoko-k67@ymobile.ne.jp
                                                   お問合せ/070-5478-4622

11月23日(月、祝日)会場/3a!郡山事務所(郡山市桑野2-35-11クリエートローレル101)
       11時〜13時 参加費300円
             予約・連絡先/aaa3akoriyama@yahoo.co.jp


よってったんせぇ

もうひとつ。

大槌に行ったら、ぜひ「よってったんせぃ」に
寄ってほしい。

ここはもともとは吉里吉里地区の中心部。
ところが津波で町は流され、
ガレキに埋め尽くされてしまった。

そんな中で、真っ先に開店したのがこの店。

「いま私たちに必要なのは
 人が立ち止まれて、
 笑い合える場所。
 そういう想いで
 この店をつくりました」と店主。

何と言っても
名物「わかめラーメン」がおいしい。
お昼時はお客さんでいっぱい。
たっぷり入ったわかめラーメン。思い出したら、よだれが出てくる。

花巻南温泉では沿岸部からの避難移住者の交流会

花巻市は沿岸部から避難移住した人が多い。
ゆいっこ花巻はこうした避難者の支援を
継続的に行っている。

秋の温泉交流会は花巻南温泉・志戸平温泉で行われ、
そこでも健康棒のワークショップを行った。

窓の外は紅葉真っ盛り
老いも若きも一緒に。
雪は多いけど、住みやすい。沿岸には戻らないという人が多い。
最後は炭鉱節をみんなで踊る。

海の幸、山の幸に恵まれた岩手県沿岸部

大槌町の北に隣接する山田町。
波ひとつない山田湾には無数のカキ棚が浮かぶ。

ここも復興は遅れており、
今なお仮設住宅に住む人は多い。

町外から来るボランティアも減っており、
「これからは自分たちでやるしかない」と
山田社協主催で職員を対象に
健康棒の指導員養成講座を実施した。

高校生ボランティアを育成しようと
社協は高校生にも呼びかけたが、
今回は誰も来ないで終わった。
とはいえ、その意欲は評価したい。

来年2月にも再び山田町に入る。
旭川のNPOが事件を起こした町。
北海道の汚名挽回の意味でも
継続的に支援に入る。
山田町社協職員19人の指導員が誕生
山田町には今も4,000人が仮設に住む 
職員にとっても、身体が楽になり、癒し効果もある
津波で店は流されたが、新店舗で再開。地産地消のうどん。
ゴボウのかき揚げがおいしかった。おにぎりの中は名産のカキ。

静かな山田湾に浮かぶカキ棚

2015年11月13日金曜日

1年ぶりの東北被災地支援

11月3日から6日まで
1年ぶりの東日本大地震被災地支援。

花巻市と岩手県沿岸部で
健康棒体操のワークショップを行った。

5年目を迎えた今もなお、
4,000人近くが仮設住宅で生活する大槌町は、
津波被害地区の土地を嵩上げ(2〜3.8m)する盛り土工事が行われ、
町全体がまるで工事現場。

町内3カ所の高齢者サポートセンターで
実施したワークショップは好評で、
今後も定期的に実施するという。
秋の風物詩干し柿(大槌町吉里吉里仮設住宅)
「5年も住むことになるとは!」基礎が腐って
改修工事が行われた吉里吉里仮設住宅。
大槌町小鎚第4仮設集会所でワークショ
ップが終わったあとに「お茶っこ」。 
アワビ漁の解禁初日(11月4日、大槌町船越湾)
町全体が工事現場、朝晩はトラックで道路が渋滞(大槌町の中心部)
2〜3.8mも嵩上げする盛り土工事。だが、こうした中心市
街地再生計画に「施設を整備しても戻ってくる事業者は
いるのか」と疑問の声も。
健康棒で毎日元気。
身体の冷えや介護予防、免疫力アップ等効果抜群





2015年11月12日木曜日

子どもをどう救うかの課題が浮き彫りとなった保養相談会

3.11から5年目の冬休みに向けて、
保養相談会が
11月7日相馬市、8日郡山市で
開催された。

最近の福島の状況は、
 悲しくなるほど「安全・安心」
 「心の除染」キャンペーンが盛んで、
 ますます『心配』という言葉を
 口に出すことができなくなってきました。

そんな言葉を裏付けるように
相馬の相談会は
どこのブースも
閑散とした状況。

相馬は中通りとくらべても
線量が比較的低いことと
子どもたちの健康を守るために活動する団体が
皆無ということが大きい。

郡山の会場の方はまだ
たくさんの来場者があったが、
(事務局の集計では約100家族)
トイレに行く暇もなかった昨年までが
ウソのよう。

危機感が薄い状況のなかで
私たちの保養受け入れの活動のあり方も
問われている。

沖縄・球美の里で保養受入活動を行っている
カメラマン・広河隆一さんの
「避難保養でなくていい。
 理由は何であれ、
 子どもたちをここから引き離すことが大事」
という言葉が印象に残った。

人もまばらな相馬相談会(7日)
「おもいっきり冬休み」への参加希望が多かったが、
相談会前に定員に達し、お断りせざるをえなかった。
(郡山相談会)





2015年11月7日土曜日

紅葉真っ盛り、花巻南温泉峡

紅葉時期が一番賑わう花巻の温泉だが、
観光客倍増の北海道と違って、
客足は今ひとつだという。

北海道の温泉に泊まると
冗談でなく、まわりは中国人ばっかり。

ところが花巻の温泉旅館では
ほとんど外国人旅行者を見かけない。

そこが客足の伸びの違いか。

志戸平温泉


賢治の童話にも登場する花巻・鉛温泉


花巻南温泉峡といえば、
代表的なのは大沢温泉だが、
渡り温泉・山の神温泉・鉛温泉・新鉛温泉と
ユニークな名前の温泉も多い。

昨日泊まった鉛温泉藤三旅館。
温泉旅館として開業したのが1786年。
なんと江戸時代中期。

岩をくりぬいたというお風呂は
源泉100%掛け流しで、
深さは1m25cm。

立って入るお風呂で、
それがまた、血行促進などに効果的という。

宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」の中に
『腹の痛いのにも利けば傷もなおる。鉛の湯・・・・・』
と出てくる。
 
温泉も最高だが、
しなびた宿の雰囲気もいい。

立って入る白猿の湯
ケヤキ造りの宿