2016年7月2日土曜日

22歳の男性からの電話

今日、千葉に住む22歳の若者から電話がきた。

「保養に行きたいのですが、
 単身でも受け入れてもらえますか?」

山の家は老若男女を問わず、
また福島県だけでなく、
東北の近隣圏や関東に住む人も
分け隔てなく、受け入れてきた。

関東もホットスポットがたくさんあり、
東京の水道水の放射能汚染や
東京湾の汚染などが問題になってきた。

関東から北海道に避難してきた人もたくさんいる。

保養に来る人は
母子が多いのだが、
山の家には高齢者や単身者も来る。

放射能からの避難の一点だけで、
誰でも選別することなく受け入れてきた。

今まで、独身女性の保養の受け入れはあり、
札幌協働福祉会の職員になったり、
富良野の農家に就職したり、
一時保養にとどまらないで移住につながった人もいた。

が、独身の若い男の子からの問い合わせは初めて。
「いよいよ来たか」と思った。

22歳といえば、
原発事故当時は17歳の高校生。

「喉の左側に違和感があって」と
 事故の影響を心配している。

「放射能から離れての保養は本当は2ヶ月は必要なんだよ。
 だけど、2ヶ月の保養はこの国では難しい。
 でも、最低3週間は必要だよ。
 夏休みに福島の子どもキャンプをやるから
 ボランティアスタッフで来ないかい。」
と言うと、
「わかりました。親とも相談して返事します」。

電話を切って、
数時間もしないうちに、
「行きます」と電話がきた。

よかった。

これから若い人の健康被害が心配だ。





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