「鄙を生きる」ちからをつけるために
インド人のサティシュ・クマールは、
1982年に「スモール・スクール」を作った。
10代の子どもたちが自然から学び、
衣食住を自ら準備する力をつける学校だ。
1991年には、イギリスの鄙(デボン州)に
同じ趣旨で大人が集まる
「シューマッハ・カレッジ」を作った。
復元力のある農業、持続可能な経済、
自然工法の建築などを学んでいる。
アズビー・ブラウンという人が
『江戸に学ぶエコ生活術』という本で
江戸時代の暮らしから学べることを
紹介した。
レッスン1<農民の暮らしから>で
あげられた42項目のなかに
「果樹を植えよう」
「縁側を取り入れよう」
「冷蔵保存しなくてもいい保存食を」
などがある。
レッスン2は<町人の暮らしから>。
「コタツや火鉢の活用で省エネ化」(北海道では無理か?)
「家の手入れ、服のつぎあて」
「木綿の生産過程で出る綿実油は灯油に、
絞りカスは肥料に」
レッスン3は<武士の暮らしから>で
大名庭園の運営、下級武士の農業経営など。
江戸学は
未来に懸念を持つ世界の人々の
問題を解こうとする、
ひとつの手本になっているという。
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