11月29日(土)、冬休みに向けて
郡山総合福祉センターで
避難・保養の相談会。
全国から50の受け入れ団体が集まり、
150〜180組の親子が相談に訪れた。
札幌協働福祉会のブースには
11組の母子が相談に来られた。
浪江町からいわき市に避難した
1歳と4歳のお子さんのいるお母さんは
3.11以降、母子とも病気を繰り返し、
4歳の子はほとんど幼稚園に行けていない。
お母さんが病気になったときに
フォローしてもらえる保養先を探していたので、
山の家を紹介させてもらった。
高校2年生の男の子は
卒業後、北海道で米作を中心とした
農業の研修を受けたいと
お母さんと来場。
北海道には研修先はたくさんあるから
これから情報提供するので
卒業までに決めようと話した。
大熊町から避難し、
いまは郡山に住んでいる
2歳の子をもつお母さんは
安心できる保養先を探していた。
母子とも人見知りするので、
保養経験は1回しかないという。
事故直後の3月12日に避難した先は
田村市の旧春山小学校避難所。
札幌協働福祉会も
旧春山小学校にボランティアを
派遣したと話すと懐かしがっていた。
北海道野菜便を購入している方は
別のプログラムで北海道にくるが、
期間中に一度山の家に伺いたいと話していた。
今回の相談会、
少し落ち着いてきたせいか、
順番待ちでブースに並んだり、
殺到する状況はなくなったが、
学校経由でちらしを配ったことが
新しい層の掘り起こしにつながり、
保養に出かけた経験がないか少ない方の
来場が多かった印象を受けた。
相談会場になった郡山総合福祉センター |