2014年11月26日水曜日

葛尾村の仮設住宅でワークショップ

人口1,500人の葛尾村は
福島原発事故により
全村避難を余儀なくされた。

いまもなお、99人が県外に避難し、
1,400人が県内に避難している。

そのうち、770人が
三春町を中心とした
仮設住宅に暮らしている。

今日は
午前中が中郷応急仮設住宅(63世帯)、
午後は貝山仮設住宅(88世帯)で
健康棒のワークショップを行った。

4年目に入った仮設での暮らし。
先の見通しはまだ立っていない。

復興住宅の建設はようやく
造成工事が始まったばかりで、
完成し入居できるのは平成28年度以降という。

葛尾村の除染も
住宅は終わったが、
農地や道路はこれから。

少なくとも、28年までは
仮設暮らしが続く。

ワークショップの終わった後、
参加したおばあさんに、
葛尾村はどんなところか聞くと
「山の中、自然がいっぱい。
 三春より雪が多くて、寒い。
 でも、帰れるなら早く帰りたい」
と言う。

葛尾村では、
タバコの栽培と牛を6頭飼っていたそうだ。

三春では、近くの畑を借りて
野菜づくりをしているという。

村役場で聞くと、
仮設の暮らしでは、何もすることがないので、
身体の調子を崩す人が多いという。

そんな中で、畑を共同で借りて野菜作りを始めたり、
近所の農家の農作業を手伝ったりしている人が
増えているそうだ。

でんぐり返しのストレッチで、
笑顔がはじける。
健康棒は身体ほぐしと同時に
気持もほぐす。
三春町にある貝山応急仮設住宅、88世帯約200人が住んでいる。
健康棒を使ったストレッチ、身体が軽くなる(貝山仮設)
週1回葛尾村に戻るバスが出ている旧中郷応急仮設住宅。



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