郷が丘幼稚園を訪ねた。
この幼稚園は、
泥んこ遊びや木登り、
ザリガニ掴みなど山や川での園外保育にも
手間ひまを惜しまず
力を入れている幼稚園だった。
ところが、東京電力原発の
メルトダウン事故が
園児の外遊びすべてを奪った。
3.11の年の5月には、
「子どもの命を守ることが園の一番の課題」
という方針を打ち出し、
6月には園主催で武田邦彦教授の講演会を行う。
直後に除染隊をつくり、
周辺を含む除染活動を行い、
ひまわりを植えて、
放射線量の低減をはかったりもした。
そして、内部被曝を避けるために
子どもたちの給食は
県外産を使ってきた。
この9月には、郷が丘幼稚園の年長さんが
沖縄久米島『球美の里』に
7泊8日の保養に出かけた。
今後もこうした園の取り組み、
とくに内部被曝を避けるための
安全安心な食材を確保するために
北海道から何かお手伝いができないか
との相談のために今回、訪問した。
子どもたちの命を守る
こうした幼稚園がもっともっと増えていけばいい。
いわきでは、比較的古い住宅地にある郷が丘幼稚園。 |
外遊びができなくなった2011年当時、園庭はひまわり畑になった。 |
園庭には放射線量測定器があり、線量とにらめっこ しながら園児の外遊びの時間を決めていた。 |
安全な食材の購入で献立作りに取り組んできた園の厨房 |
避難者が入ってきて空き家のなくなった郷が丘住宅地。 公園では「除染作業をしています」の看板が立つ。 |
汚染された土や草などが入ったフレコンバックが 積み上げられた郷が丘公園。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿