2013年4月30日火曜日

迷い込んだセキレイ

山の家の非常階段フード(雨雪よけのガラス張りの非常階段)のなかにセキレイが迷い込んできた。
脱出できずにフードの中をガラスにぶつかりながら飛び回っている。
長い箒で出入り口がある1階部分に追い込むと
ようやく出口を見つけて、脱出できた。

せっかくのゴールデンウィークなのに天気が悪くて、寒い。
Kさん一家は昨日、小樽水族館に出かけた。
海辺の水槽でショーがあったが、
冷たい風との我慢くらべだった。
そして、遂に負けて、途中で館内に戻ったそうだ。

昨晩、来年の高校受験に向けて、札幌で勉強をしている優君が、
連休を山の家で過ごすために入ってきた。



2013年4月28日日曜日

川俣から一家族到着

福島県川俣町からKさん一家が到着。
3歳の女の子とご両親。
女の子はなかなか車から降りてこなかった。
まだ人慣れしていないのか。
5月4日まで滞在の予定。

道々余市赤井川線を走っているとやせ細ったキタキツネが道路に出てきた。

Kさんは今日も白樺の樹液シロップづくり。20ℓの樹液が200ccに!

2013年4月26日金曜日

郵便で届いたフォトブック

文庫本サイズのフォトブックが郵便で届いた。
中には60枚の写真が収録され、きちんと製本もされている。

表紙には「北海道旅行  2013.3.24〜3.30」と書かれている。


そして扉を開くと、「北海道滞在中は大変お世話になり、ありがとうございます。春休みを過ごした思い出は私たちの宝物です。このアルバムは創大が撮った写真を中心に創大セレクトで作成しました」と書いてある。
春休みを山の家で過ごしたNさんからだった。

「楽しくってしょうがない。」

Nさんと小学校1年の創大君、4歳の菜々美ちゃん、1歳の智大君の4人でわずか1週間だが、山の家で楽しく過ごした。創大くんは、フレンドハウスのおもいっきり春休みのプログラムにも参加した。アルバムには、フェリーの中での写真、山の家での雪遊び、誕生祝い等の写真がいっぱい。

でも、ひときわ目につくのが、電車。
創大君は電車が大好きで、写真をいっぱい撮った。
帰りの仙台駅ではスーパーこまちに偶然遭遇し、創大君は「テンション、MAX!!」に。



各ページに書かれているお母さんのコメントに、
創大君への愛情があふれていた。
夏休みの再会を楽しみにしています。

白樺の樹液、袋詰めで常温保存へ

連日、30ℓちかく採取できる白樺の樹液は冷凍庫がいっぱいになり、
保存法が課題だった。

23日、袋詰め作業を行っている赤井川の漬物工場を見学し、
7ℓのビニール袋を20枚いただいてきた。

ホーマックでフードパックの機械を購入し、
早速、袋詰めの実験。

うまくできた!
白樺事業有限責任事業組合では、この方法だと常温で2年間保存できるという。

フードパック器で密封

できあがった袋詰め

熱湯で30分、煮沸殺菌

これで2年間常温保存できる!


白樺樹液シロップ

白樺樹液の活用法をゲストハウス滞在のお母さんが調べてくれた。樹液シロップがつくれることが分かり、早速鍋で煮詰めた。7時間煮つめて、4リットルの樹液が40ccになったが、甘くておいしいシロップができあがった。
(写真右は、一緒にシロップづくりを行った陽葵(ひまり)ちゃん、1歳。)

2013年4月23日火曜日

温かい日が続く。

白樺の樹液の昨日の採取量は30ℓ。
今日は、24ℓ。
温かいと芽吹きが進み、
地中からどんどん水分を吸い上げるようだ。
今日は今年一番の温かさ。
明日が楽しみだ。


2013年4月21日日曜日

どんどん溜まる白樺の樹液

すごい!
白樺の樹液がどんどん溜まる。
今朝、採取した樹液は2リットルのペットボトルが12本。
ただちに冷凍保存したが、冷凍庫がいっぱいになるのも時間の問題。
なにかいい活用法はないか。
白樺の樹液風呂なんてどうだろう。




採取した日付を書いて冷凍保存する辰田さん

春の海


ただいま!
久しぶりに山の家に戻った。

忍路(おしょろ)トンネルの上においしいパン屋がある。
エグ・ヴィヴ Aigues Vives(北海道小樽市忍路1-195)
保養に来たお母さんたちに人気のパン屋さん。
山の家に帰る途中、寄ってみると
狭い店内に8人も。
さらにお客さんが次から次へと来る。

そこから見る海も絶景。
残雪の向こうに広がる海は透き通っていた。

2013年4月16日火曜日

福島県教育委員会の委員長

昨日は、福島県教育委員会委員長の境野米子さんにお会いした。
福島市飯野町にある築160年の茅葺きの古民家に住んでいるそうで、
おいしい水が湧き、囲炉裏があって、四季折々の恵みにあふれる暮らしを楽しんでいる。
一度ぜひ遊びに来てくださいと言われた。

原発事故で、お母さんたちが苦しんでいることをよくご存知だった。
「おもいっきり夏休み」の報告書を渡すと表紙のカヌーの写真に目を留め、
ただの保養ではなく、自然体験の大事さを強調された。
障がいをもったお子さんが保養に受入れてもらえない現実も知っていて、
札幌恊働福祉会の取り組みに感心していた。

今後、福島県内の学校の移動教室(学期中における学校・学年・クラス単位の一時避難)をすすめるための強力な援軍になってくれそうで、心強いかぎり。

境野さんのブログ
http://komekosk.blog55.fc2.com/

福島市内から吾妻連峰をのぞむ

桜PART2

福島市内の中心部にあるお寺の境内の桜が見事だった。

2013年4月15日月曜日

PCMを学ぶ講座


13、14日とびっしり、PCM計画立案コースを
ふくしまNGO恊働スペースで受講した。

PCM(ProjectCycle Management)手法は、
開発プロジェクトの計画立案・実施・モニタリング・評価のための手法。
JICAをはじめ多くの開発援助機関で用いられている。

今後のさまざまなプロジェクトの企画提案書作成などに生かせそうだ。

スポンサーへの模擬プレゼンテーション

完成したPDMの説明

2013年4月14日日曜日

地震だ!


夜10時25分ころ、地震があった。
福島市のホテルの11Fの部屋が揺れた。
縦揺れがあり、そのあと横揺れが続いた。
やっぱり地震は恐い。
大きな地震が続かないか心配になる。

そして、原発は大丈夫か、真っ先に気にかかる。
福島で生きるということは大変なことだ。

福島市の震度は2だった。
その数字を聞いて、少し安心した。

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福島・南相馬市などで震度4 震源は福島沖

14日午後10時25分ごろ、福島県沖を震源とする地震があった。
福島県田村市や同県南相馬市で震度4、同県郡山市や同県白河市で震度3を記録した。
気象庁によると、震源の深さは50キロ、
地震の規模を示すマグニチュードは5・2と推定される。

2013年4月12日金曜日

福島はいまが桜の満開


南相馬市を流れる真野川の堤防沿いの桜

相馬市中心部を流れる小泉川の桜

同じく小泉川沿いの桜

宮城〜南相馬〜相馬〜福島市/放射線量を測る

今日から福島入り。
めざすは、浜通りの南相馬市と相馬市。
仙台駅前から南相馬までバスで1時間45分。
路線バスを運行しているのは、
南相馬に本社を置くローカルなバス会社(有)はらまち旅行だ。

高速仙台東部道路を降りるとあとは国道6号を南に向かって走り続ける。
イチゴで有名な亘理町を過ぎ、山元町に入ると
座席に置いた線量計が最大0.8μs/h(以下、単位省略)まで上がった。

福島県に入って最初の町、新地町でも0.8まで上がった。
そして、相馬市に入ると、0.11~0.05~0.03~0.08~0.12とめまぐるしく変わるが、
相馬駅の近くの沖ノ内では、0.16まで上がった。

バスは南相馬に入り、目的地の鹿島駅裏で降りた。
そこはなんと0.34だ。


南相馬市の災害復興ボランティアセンターを訪ねた後、
常磐線で相馬に向かう。
この地区で常磐線が今も動いているのは南相馬の原ノ町〜相馬間だけで、
相馬駅を降りると代行バスが待っていたが、
私は相馬市生活復興ボランティアセンターへ向かう。

駅の近くの公園で除染作業が行われていた。


ボラセンに向かう途中のお寺の門には本日の放射線量が表示されている。


そして、ボラセンの入っている相馬市総合福祉センターの敷地では、0.3を超えていた。


でも、それ以上に驚いたのは福島市の線量だ。
東口でバスを降り、今日宿泊するホテルサンルートプラザ福島まで
レンガ通りを線量計を手に持って、測りながら歩く。
0.3〜0.4が続き、ホテルの前まで来ると
なんと0.55まで上がった。
中心部でこの数字。
福島市は南相馬や相馬より決して低くない。

しいたけ栽培も本格化!そして白樺樹液の続報。


〜辰田さんの「山の家通信 第2号」〜

井内さんが来て、午後1~3時しいたけの植菌をしました。
10本を束にしてビニールでまいたところ。
今日あと10本植菌し、この上に重ねます。
とりあえず20本、800植菌します。
収穫予定は7~8月、さてどうなるか。

しいたけの植菌をする井内さん(左)と藤田さん





白樺樹液<第1号>の収量は初日1.2リットル、2日目0.8リットル、3日目0.4リットル。
寒さに比例して樹液が少なくなっています。
<第2号>はスズメの涙ほどでさっぱりです。

    ・・・・山の家徘徊老人 辰田でした。

2013年4月11日木曜日

白樺樹液採取が始まりました!

〜辰田さん、藤田さんからの「山の家便り」〜

白樺樹液採取を始めました。
採取については、くみあい食品瀬尾さんから学びました。
採取期間は4月中旬~5月まで、樹液が出て新芽が始まるとピタッと出なくなるそうです。

第1号は4月8日から樹液採取・1日1リットル。
かすかに甘みがありました。

第2号は10日13時半から採取開始。
こちらは出がよさそう。

白樺にドリルで5cmのあなを開け、
ビニ―ルチューブを入れポリに、
入れるそれだけのことですが。
どの程度採取できるかお楽しみ。

ミネラル豊かで、水割り、コーヒーOK、化粧水までOK。
殺菌煮沸で1年間保存可能とのこと。
森の雫(もりのしずく)名前で180cc290円でインターネット販売していました。

追伸 白樺樹液1日で1リットルとれました。
   焼酎で割って飲みました。
   おいしかった。





2013年4月7日日曜日

農村にも春がきた!

今日は、長沼を通って栗山へと車を走らせた。
雨上がりのせいか、景色がくっきり。
遠方の山々はまだ雪で真っ白だが、
水田や畑の中は雪がすっかり溶けていた。
水田ではシベリアへ帰るハクチョウが体を休めていた。




お米の注文

昨夏、ゲストハウスに滞在した相馬市に住んでいるSさんからお米の注文が来た。
斡旋していた恵庭の農家のお米が、もうお得意さんの分しか残っていないので断られたのだ。
栗山町の知り合いに連絡したら、すぐ農家を紹介してくれた。
早速、今日、お米を取りに行った。
おぼろづき。
その農家のお米は栗山町では5本の指に入るおいしいお米だという。
通常60キロ21,600円(玄米)だが、少し安くしてくれた。
今後も注文があれば、受けてもらえることになった。
電話口で、Sさんから「1俵、玄米でお願いします」と言われたとき、
初めて1俵が60kgだと知った。
でも、普通お米を注文するのに1俵は使わない。
よくよく聞いたら、Sさんの家は農家だった。
事故さえなければ、お米を買うなんてことはなかっただろうに。



2013年4月3日水曜日

早春の森の恵み(白樺の樹液)


雪解けが始まる頃、
白樺が芽吹きを始める準備として盛んに水を吸い上げる時期があり、
そのほんのりと甘く、ミネラルをたっぷり含んだ樹液を採取して、
コーヒーやお茶、水割りにして飲むとおいしいそうだ。

白樺の樹液を赤井川村で採取して販売している瀬尾英幸さんに昨日、
ゲストハウスに来ていただき、
樹液の採取法についてご教授いただいた。

今朝は、その白樺林に案内してもらった。
今年は4月15日から採取を始めるそう。
この時期だけの「早春の森の恵み」。

ここ山の家でも、今年は樹液を採取し、
白樺の樹液を使ったコーヒーを楽しもうと思っている。
樹液10トンを採取できる白樺林

最後の雪山遊び


おもいっきり春休みin北海道も明日まで。
今日は昨日と打って変わって快晴。
気候の振幅が激しい。
玄関先の温度計がなんと15℃を超えた。
子どもたちは最後の雪山遊び、雪のトンネルづくりを楽しんでいる。



2013年4月2日火曜日

山の家はまだまだ冬

4月2日だというのに、山の家は今日も雪。まったく別世界だ。

昨日、1家族がゲストハウスに入った。
1歳2か月の女の子とお母さん。
横浜に住んでいたが、子どもが1歳になったのを機に岡山県に避難していた。
山の家には1か月滞在予定。

「おもいっきり春休み」は後半に入り、31日にスタッフが入れ替わった。もうあと2日間を残すのみ。


おもいっきり春休みブログ
http://ameblo.jp/project-fukushima/