2013年9月29日日曜日

余市町「味覚の祭典」

今日も秋晴れで夏のような一日だった。
ちなみに、余市の最高気温は24℃、
最低気温14℃。

余市町では「味覚の祭典」が行われ、
山の家に滞在する家族と出かけた。

このお祭りでは
フルーツや水産物、ワインの販売などが行われ、
札幌や小樽などからも
たくさんの来場者があった。
































会場となった「余市農道離着陸場」は
長さ800mの本格的な空港。
海を見下ろす高台に広がる滑走路は
まるで空母のようだ。

フルーツ栽培の盛んなこの地域の生産物を
本州などに空輸するために作られた農林省の事業。

ところが、その目的のためには
ほとんど使われることはなく、
イベント会場になっている。
まさに無駄な公共事業の典型。

会場では、凧揚げが行われ、
5歳のSちゃんも参加した。
ちょうどいい風が吹いて、
どの凧も空高く上がっていた。












2013年9月28日土曜日

冬支度

朝晩冷え込む山の家も
今日は秋晴れの暖かい一日だった。

朝から薪の移動に精を出す辰田さん。
今冬からゲストハウス1階に
薪ストーブが登場する予定だ。

ベランダの両サイドに
薪を積み上げる、さわやかな秋の一日。




2013年9月27日金曜日

ストーブの季節に!

山の家もすっかり寒くなった。
今朝の温度は6℃。
朝晩はストーブが欠かせなくなった。
今日一家族が到着した。



2013年9月26日木曜日

7割の子どもたちの尿からセシウムが検出(常総生協、関東15市町検査)

関東15市町で実施されている最新検査で、
7割の子どもたちの尿からセシウムが
検出されていたことがわかった。
以下、週刊朝日10月3日号より一部転載。


*  *  *
セシウム検査で判明した子どもの体内被曝の深刻度

 入手したショッキングなデータをまず、ご紹介しよう。常総生活協同組合(茨城県守谷市)が、松戸、柏、つくば、取手など千葉、茨城の15市町に住む0歳から18歳までの子どもを対象に実施した尿検査の結果である。

「初めの10人を終えたとき、すでに9人からセシウム134か137を検出していました。予備検査を含めた最高値は1リットル当たり1.683ベクレル。参考までに調べた大人は2.5ベクレルという高い数値でした。いまも検査は継続中ですが、すでに測定を終えた85人中、約7割に相当する58人の尿から1ベクレル以下のセシウムが出ています」(常総生協の横関純一さん)

福島から近い関東の子どもたちが、原発事故で飛び散ったセシウムを体内に取り込んでいるのは間違いないだろう。副理事長の大石光伸氏が言う。

「子どもたちが食べ物から常時セシウムを摂取していることが明らかになりました。例えば8歳の子どもの尿に1ベクレル含まれていると、1日に同じだけ取り込んでいると言われます」

 関東だけではない。放射能汚染による体内被曝が、東海や東北地方にまで及んでいることも分かった。福島を中心に200人以上の子どもの尿検査を続けている「福島老朽原発を考える会」事務局長の青木一政氏が、実例を挙げて説明する。

「昨年11月に静岡県伊東市在住の10歳の男児、一昨年9月には岩手県一関市在住の4歳の女児の尿からセシウムが出ました。この女児の場合、4.64ベクレルという高い数字が出たため食べ物を調べたところ、祖母の畑で採れた野菜を気にせずに食ベていたのです。試しに測ってみたら、干しシイタケから1キロ当たり1810ベクレルが検出されました」

 体内にセシウムを取り込むと、どういう影響が出るのか。内部被曝に詳しい琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬氏が解説する。

「セシウムは体のあらゆる臓器に蓄積し、子どもの甲状腺も例外ではありません。体内で発する放射線は細胞組織のつながりを分断し、体の機能不全を起こします。震災後、福島や関東地方の子どもたちに鼻血や下血などが見られたり甲状腺がんが増えているのも、内部被曝が原因です。怖いのは、切断された遺伝子同士が元に戻ろうとして、間違ったつながり方をしてしまう『遺伝子組み換え』で、これが集積するとがんになる可能性があります」

※週刊朝日  2013年10月4日号
http://dot.asahi.com/wa/2013092500046.html

2013年9月23日月曜日

Nさん親子とお別れ

8月末から4週間近く滞在された
Nさん親子が21日、
苫小牧港からフェリーで帰った。

5歳のしゅうご君、2歳のたお君、
めまぐるしく動き回る2人のお母さんは
さぞや大変だったでしょう。

それでも活動的なお母さんは
毎日、お子さんたちと出かけ、
農家やお店のたくさんの情報を
持って帰ってくださった。

仁木や余市、ニセコ界隈では
私たち以上の情報通になり、
いろいろと教えてもらうことが
多々あった。

チャッキーも一緒に記念写真
しゅうご君、たお君「またおいでね」
キングプルーンを頬張る2歳のたお君 

おそばも大好き、もりそば一人前も残りわずか。
お母さんから昨日、
無事、那須塩原の自宅に着いた
とのメールをいただいた。

****
(子どもたちは)
フェリーから苫小牧の港に向かって、
「またくるからねー」なんて言ったり、
「北海道またいこうね」なんて言っていて、
すごく楽しかったみたいです。

ちなみに今日の晩ご飯は、

白樺の樹液
落葉きのこのお味噌汁
恵庭産の枝豆
恵庭産のブロッコリー
恵庭産のシソとレタスのサラダ
赤井川村カルデラ温泉で買ったゆでとうもろこし
山の家で、あべさんの指導のもとに作ったいくらのしょうゆ漬け
藤田さんに教えていただいた甘エビの沖漬け
デザートはハル農園のアーリースチューベン

すごくないですか?

こんな贅沢、しらばくできないです。
ひとつひとつ味わっていただきたいと思います。
(*帰りに恵庭の「道の駅」に寄りました。)

赤井川村にオープンしたそば屋

人口千人余りの赤井川村。
道々36号沿いにお店らしいお店は、
コンビニ一軒だけだった。
漬け物食堂はとっくに閉店している。

そこに登場したのが、
写真のそば屋「村そば赤井川」だ。

場所は、市街地よりだいぶ手前、
冷水トンネル近く。

しゃれた建物、内装もこっている。

まわり一帯は、そば畑が広がっている。
ここでソバを作っている札幌の製麺屋さんが
そば屋を開店させたのだ。

営業が毎週土・日11時〜15時まで。
50食限定で、なくなったら営業終了。

そばは機械で製麺した10割そば。
メニューも今はもりそばとかけそばだけだが、
ゆくゆくは、
天ぷらなどのメニューを増やしたいという。

窓から見えるソバ畑
もりそば、かけそばとも800円だが、
大盛りも料金が変わらないというのがいい。
そば、つゆともおいしかった。

ただ、
「フロアの店員さんが
ネクタイ姿なのが、
少し違和感があったね」と
一緒に行ったNさん親子と
同じ感想をもった。


2013年9月21日土曜日

十五夜

ビニールハウスの向こうに見える満月。
今日は十五夜。


2013年9月18日水曜日

秋の空

この時期は空がきれいだ。
白い雲は、
まるでキャンバスに書かれた油絵のようだ。

山の家のススキの穂がゆれている。
明日は十五夜。

今日、宇都宮に避難していた郡山の女性が
単身、山の家に到着した。




2013年9月17日火曜日

【北海道〜福島】野菜便〜その6


今回もお礼のメールや手紙を多数いただいた。

◆おいしくて安心できるお野菜を食べられることが、
今ここでは、とてもむずかしく、このような活動を
して下さること、本当にありがたいです。お陰で子
どもたちに安全な食事を作ることができます。(Iさん)

◆こんな時代、こんな世の中・・・と暗くなることも
ありますが、皆様の心のこもったお野菜をいただいて
いると温かい気持ちになります。(Sさん)

◆安全安心なおいしい野菜をたくさん届けていただき、
ありがとうございました。ミ二とはいえないセロリ、
大きな白菜、この辺にはない大葉の束!びっくりでし
た。早速とうきび、枝豆、トマトを金曜日に頂きまし
た!! とうきびのプリプリには感激しておいしく頂きま
した。倉島牛乳は久しぶりにおいしい牛乳でした。
また来月の野菜をたのしみしております。(郡山)

◆今回も、野菜はとても新鮮でした。どれも美味しい
です!当日、届けた人に
「北海道からなのに、どうしてこんなに新鮮なの?」
と質問されたくらいです。
「青森から一気に弾丸トラック便で配送してくれてる
からだよ」と伝えました。(那須塩原)

◆回を増すごとに、お客様も沢山買ってくださるし、
欲しい野菜も言って下さるようになり、軌道に乗っ
てきていることを実感しています。毎回美味しくて
新鮮な野菜なので、とても好評です。とうもろこし
は、100本でも足りないくらいでした。
果物も美味しかったと好評でした。(相馬市)

2013年9月16日月曜日

【北海道〜福島】野菜便〜その5

那須塩原を出発したのは午後4時30分。
10時八戸港発のフェリーに乗ろうと高速道を走る。

八戸港まで525km。
途中、サービスエリアのスタンドで給油しただけで
休まず走り続けたが、
八戸港に着いたのは10時3分。

シルバーフェリーの船影が
港も向こうに見える。
あー、間に合わなかった!

八戸港を出港するシルバーフェリー、数分早く着いていれば!

翌朝、8時45分のフェリーに乗る。
展望風呂、畳のラウンジ、ドライバー個室
シルバーの船旅は快適だ。

静かな海原を走る船は
予定の午後4時に苫小牧港に到着。
遠く苫小牧の町が見える
札幌は雨というが、太平洋は快晴
苫小牧港到着




【北海道〜福島】野菜便〜その4(那須塩原の巻)

栃木県那須塩原に着いたのは午後4時25分。

予定より1時間遅れだが、
西那須野公民館駐車場で
瀧さん、大山さん、古積さんが
出迎えてくれた。

あれ、丹羽さんもいる。
今年の春休みに山の家に滞在した丹羽さん、
「どうしたんですか?」と
照れ隠しに、無粋なことを聞いてしまった。

7歳の創大(そうた)君、
4歳の菜々美(ななみ)ちゃん、
そして、1歳の智大(ともひろ)君も一緒。

古積家の知佳ちゃんと一緒に
野菜の荷下ろしを手伝ってくれた。


最後の配達先、那須塩原で荷物は全部降ろした。
子どもたちも荷下ろしのお手伝い、みんな山の家の子どもたち。
1歳の智大(ともひろ)君を抱いている菜々美(ななみ)ちゃん、
野菜を前にみんなで記念写真





閑話休題

昨日は、【北海道〜福島】野菜トラック便を終えて、
恵庭の自宅で一日、ゆっくり休ませてもらった。

でも、そんなに疲れてはいない。
まだまだやれる!
そんな自信を持てた、
今回の野菜便だった。

というのも、前回はほとんど
運転は藤田さんに頼ってしまったのだが、
今回は帰りの525km(那須塩原〜八戸港)を
私が運転して走破した。

******

そして、今日山の家に帰って来ると、
4歳の修吾(しゅうご)君が迎えてくれ、
2歳の大緒(たお)君が「お帰んなさい」と言ってくれた。

山の家には、温かい心が宿っている。

ここに滞在した人たちは
みんな親戚だ。
311は確かに不幸な出来事だ。

でも、新しいつながりが、
新しい出会いが生まれた。

この出会いとつながりが
フクシマ以降の私たち、
とりわけ子どもたちの未来の扉を開いていくことに
つながっていくと思う。

いや、つなげていくのが
数多くの原発を作ってしまった
私たちの世代の責任だ。

*****

千葉県佐倉市から来たHさん、
14日の夜の飛行機で帰った。
自宅に着いた10時頃、
無事着いたの電話をもらった。

いい保養ができたようだ。
電話口にご主人も出てくれた。

6歳の藍匠(あいしょう)君、
4歳の桂綸(かりん)ちゃん、
「もっと山の家にいたかった」
と言ってくれた。

「佐倉は印旛沼があるため
雨が部分的に降りやすく
線量の高い場所が無数にあります。
少しでも子供の体がクリーンになれば、
そして自然の中でのびのびと遊べればと願っております」

お母さんは、
「いつでも来れる山の家があることが心強い」と
言ってくれた。





【北海道〜福島】野菜便〜その3

郡山の3a(スリーエー、安全・安心・アクションin郡山)の
事務所に着いたのは、30分遅れの2時30分。

国道49号沿いのマンションの1階に
事務所がある。

3aのお母さんたちに手伝ってもらって
荷下ろししたが、
それでも40分かかった。

白菜、キャベツ、カボチャなど
大物が事務所スペースを占拠。
ミニじゃないミニセロリも
机の上に並んだ。

白菜が5個足りなかったと
あとから電話が来た。
「やってしまった!」



左から2人目が、3a代表の野口さん。ご存知、倫ちゃんのお母さん。


【北海道〜福島】野菜トラック便〜その2

相馬を出発したのは11時10分。
次の川俣は、
予定より10分遅れの12時22分に到着した。

川俣中央公民館の仮設会議室に
hand.to.hand.projectのメンバー6〜7人が待ち受けていた。

5月連休に山の家に来られたKさんが
今回の野菜の注文をまとめてくれた。

野菜の種類が増えたので、
荷下ろしに時間を喰ってしまった。

昼食もたくさん用意してくれていたのだが、
時間がなく、軽く口にして
次の目的地へ向かう。



【北海道〜福島】野菜トラック便、第2弾(その1) 9月13日

昨夜21時15分に出航したフェリーは

定刻の4時45分八戸港に到着。

ふるうた建築<放射能測定所>で野菜販売

八戸道から東北道に入り、
クルマは順調に走る。

 八戸道では、工事車の荷台に
 お巡りさんを見つけたが、
 お人形さんだった。


予定より15分早い10時15分に
相馬に到着。

今回は、野菜など30品目を超えたので、個数を確認しながらの荷下ろしに約1時間かかってしまった。


「おもいっきり夏休み」に参加している龍クンの
お母さんが、今回も手伝いに来てくれた。

相馬は、共同購入方式ではなく、
ふるうた建築<放射能測定所>で
固定客に販売する方式。
必ずしも、全部売り切れるとは限らない。

それでも午後に古宇田さんから
電話が来て、
「ほとんど売り切れた」とのこと。

持ってったプルーンが甘くておいしかった
と大好評。
今回も「ほとんど完売」との電話が当日午後に入った
ぜひ、来月も持って来てほしい
と言われたが、
プルーンの収穫はいつまでか、
戻って聞いてみないとわからない。



2013年9月11日水曜日

【北海道〜福島】野菜便プロジェクト、明日出発

2回目の【北海道〜福島】野菜便が
明日出発。

今回は、恵庭市の余湖農園の野菜18種のほか、
仁木町や余市町、赤井川村の農家の協力を得て、
野菜7種、今が旬のぶどうとプルーン、卵を届けることにした。





写真はいずれも保冷車に積込んだ野菜とお米、くだもの
お米とトマトは仁木町大江の岩本農園。
長井さんは若い農業者で、
水と肥料をできるだけやらないで育てる
「緑健トマト」を作っている。

「ストレス栽培法」とも言い、
甘みがグンと出るそうだ。
早速、今晩食べてみた。
甘いというより、味が濃い。
玄米は今年の新米を用意してくれた。

とうきび(本州ではとうもろこし)とカボチャは
赤井川村の関野DIY農園。
JAS認定無農薬栽培農家だ。

とうきび100円、
かぼちゃ200円はお買い得。
とうきびは何と235本も注文が来た。

今回から扱うことにした卵は
余市町の安斎農園の平飼い自然卵。

キャベツ、ニンジン、ズッキーニ、
10kg箱入りジャガイモは
いずれもニセコ産。

そして、福島・栃木のみなさんに
味見してもらおうと
仁木・余市の誇るフルーツ、
プルーン(パープルアイ)と
ブドウ(デラウェア)を
積み込んだ。

明日は、倉島牛乳と余湖農園の野菜を
積込んでフェリーに乗り込む。

修ちゃんの誕生日

今日は修ちゃんの5歳の誕生日。
赤井川村にある長沼農園カフェは
山の家滞在家族に人気のあるカフェ。
そこで作ってもらったバースディケーキ。











ろうそくに灯を点し、
消すのは修ちゃんだが、
身を乗り出したのは2歳のタオちゃんだ!


食卓に並んだごちそう。
 おっ!
ウニの塩水付けがある。














初めて食べた修ちゃんのお母さん。
これはおいしい!

2013年9月8日日曜日

くだもの祭

今日は仁木町のくだもの祭。
朝から青空が広がっているのは
本当に久しぶり。

札幌組と合流して
ゲストハウス滞在家族と
会場のフルーツパークに向かう。

会場には、くだものや野菜を売る露店が
並んでいる。
落葉キノコも売っていて、
札幌組のTさんがたくさん買い占めていた。

このお祭りは、
くだもののバイキング食べ放題。
旬のブドウやメロン、スイカ、リンゴ、
じゃがいも、カボチャが並んでいる。

時間を区切って会場に入れているので、
入口に並んで待たなければならない。

待つこと、数十分。
やっと時間が来て、会場入り。
お皿に食べたい物を載せて、
「いただきま〜す」。
 「甘くておいしいね」。