2015年3月27日金曜日

北海道余市町で働きませんか。

生活困窮者自立支援法の施行にともない、
4月1日から、困窮者への支援(生活・就労)を行う
後志管内生活サポートセンターが余市に開設されます。

そこで相談支援員を募集しています。
北海道からの委託事業で
受託したのはワーカーズコープ北海道事業本部です。

今日、受託決定があったばかりで、
ハローワークに求人を出すのもこれからなので、
就業開始は4月1日からでなくても大丈夫です。
資格は普通免許があればOKです。

放射能を心配し、避難移住を考えている方、
ぜひ、ご応募ください。
とりあえず、山の家に居住してもらって、
職場まで通うことが可能です(車で10分)。
生活に必要な物はだいたい、そろっています。

もちろん、道内在住で仕事を探している方も
歓迎です。

雇用期間は単年度ですが、更新可。
または、他の仕事をご希望するなら、
その後の就労について
私たち山の家が相談に乗り、あっせんもします。

応募先は下記に書いてありますが、
その前にご相談があれば
ご連絡ください。
富塚  TEL  090-1300-8314

********
NPO法人ワーカーズコープ北海道事業本部(日本労働者協同組合連合会センター事業団)
〒060-0062 札幌市中央区南2条西10丁目6-2     PPCビル7F     TEL011-280-5225

●職種 相談支援員(北海道委託事業)(余市町)

●フルタイム
雇用期間 平成27年4月1日~平成28年3月31日      契約更新の可能性の有

●年齢 不問

●就業時間 08:30~17:30  休憩時間60分

●賃金
月給   160,000円~180,000円
賞与 なし
休日 土 日 祝 他 
週休二日、毎週、年末年始  年間休日数 120日

●就業場所 北海道後志郡余市町入船町

●転勤 なし

●加入保険
雇用 労災 健康 厚生 
定年制 あり 一律 65歳
再雇用 あり

●通勤手当 実費支給 上限あり 月額:20,000円 

●採用人数 2人

●仕事の内容
生活困窮者自立支援法に基づき4月から新設される石狩管内生活サポートセンター(仮)にて、相談員として、生活困窮状態の方への支援を行います。
*雇用期間満了後、1年毎更新の可能性あり(更新条件:入札状況及び業務評価による)

●学歴 高卒以上

●必要な経験等
PC基本操作(ワード、エクセル)
高齢者・障がい者生活相談経験あれば尚可

●必要な免許・資格
普通自動車運転免許(AT限定可)
社会福祉士、キャリアコンサルタント、社会福祉主事あれば尚可

●求人条件にかかる特記事項
*当法人は協同組合のため出資金制度があり、就労の際には 1口5万円の出資をお預かりしています。お預かりした出資金については、退職年度の総代会以降に返還します。

*面接は事業所所在地(札幌)で行います。




2015年3月24日火曜日

冬逆戻り

今日の山の家。
時折、横殴りの雪。
うなり声をあげる風。
気温も日中ずーっと氷点下。
そう簡単に春は来ない。

2015年3月21日土曜日

福島野菜便に供給している農家にお礼まわり

《北海道〜福島野菜便》共同購入グループ
hand to hand project  kawamata(福島県川俣町)の
代表者が保養をかねて
高校生の息子さんと北海道に来た。

山の家に入る前に、
今日は北海道野菜等の仕入れ先をまわって、
お礼の挨拶をした。

抗生物質を使わず、安全安心でおいしい豚肉を
供給してくれている「くらちファーム」。

できるだけ農薬を使わないで栽培している余湖農園。

そして、全道ネットで通年、野菜を供給している
ホクレンの直売所「くるるの杜」。
余湖農園では、ビニールハウスの中で野菜の苗作りが始まった
どんどん成長する小松菜、来月には出荷できる。
雪中から掘り出した長ネギの苗、これから
ビニールハウスで育て、温かくなると畑に移植。
フリフリレタスは水耕栽培

2015年3月18日水曜日

融雪剤散布

田んぼや畑に融雪剤を散布する時季になった。

もちろん、雪解けを促進し、
一日も早く農作業を開始するためだ。

農業用融雪剤は
発酵鶏糞を炭化させたものが多いそうだ。

はかーるさっぽろ(放射能測定所)の富塚さんによると
今後、この融雪剤が作物栽培に影響するかもしれないので、
注意が必要だそうだ。

鶏やブタなどの餌が汚染されていれば
当然、体内に放射能が取り込まれ、
汚染された糞(フン)が排出されることになる。

北海道では、これまでの融雪剤の検査では
放射能は検出されなかった。

しかし、今後、警戒心がうすれて
汚染された餌を供給し、
それを食べた鶏などのフンを炭化させた融雪剤が使用されると
北海道の米や野菜の汚染が心配になってくる。

もちろん、そうした警戒心を怠らず、
安全安心の米や野菜の供給を進めていきたい。


22回を重ねた《北海道〜福島》野菜便

今月の北海道〜福島野菜便の発送が終わった。

大根、ジャガイモ、長いも、ニンジン、
キャベツ、みんな越冬もの。
雪の下で寒さに耐え、グッと甘みが増しておいしい。

ホウレン草や小松菜、ニラと
葉物もまだまだ大丈夫。

といっても、だんだん気温上昇とともに
品薄になる一方、
春先の野菜もこれから出てくる。

月1回の野菜便、
一昨年6月から始めて、
今月で22回になる。

放射能の影響を考えると
これも長く続けなければならない事業だ。




2015年3月15日日曜日

誕生祝いのロウソク

今日は、あいの里から
法人(札幌協働福祉会)の役員や
幹部のみなさんが“入山”。
白樺の石鹸づくりや除雪などに大活躍。

一方、《北海道〜福島》野菜便の発送の日で
大忙しの山の家だったが、
今回も登小学校の子どもたちが手伝ってくれ、
大助かり。

そして、夜はいつもの酒盛り。
なんと本部から来た池上さんと私が
同じ3月14日が誕生日。

誕生日は昨日にもかかわらず、
お祝いをしようと
理事長が買ってきてくれたケーキとロウソク。
ロウソクはあまりカラフルでなく、
もしかしたら、このロウソク、仏壇用ではと
思いながらも温かい気持ちに感激。

大きいロウソクは10歳単位、
小さいロウソクは1桁単位、
きめ細かい気の使いよう。

なんともうれしい日になった。


2015年3月14日土曜日

今日の山の家

雪解けかと思ったら、
冬逆戻り。
でも、
気持ちいい。






2015年3月12日木曜日

「甲状腺がんの治療費、公費負担しない」


東電福島原発事故由来の健康被害に対して
政府は公費負担を考えていないという。

中西健治参議院議員の質問主意書(2/12)に対して
政府は次のように答弁している。(2/20)

政府としては、福島県が実施する県民健康調査「甲状腺検査」の結果、
発見された甲状腺がんの治療費を公費で負担することについては、考
えていない。なお、県民健康調査「甲状腺検査」に付随する調査及び
研究に対する支援策については、現在検討しているところである。

見つかった甲状腺がんの切除などの治療費は
国ではなく、自前でというのだ。

あくまで「福島県による甲状腺検査に対する支援の枠内」で
対応しようとしているのだ。

何という国だ!

放射能汚染地の現実、だから・・・

昨日の東京新聞(3/11)から。
これが被災地の現実。
この現実としっかり向き合わない限り、
本当の支援にはならない。







北海道新聞3月11日朝刊社説で山の家紹介


大震災から4年 早く福島を安全安心に

・・・・・・・・
心配なのは、放射線にさらされた住民に対する健康被害だ。
 旧ソ連・チェルノブイリ原発事故では5年後から
どもの甲状腺がんが増えた。政府が福島県内で当時18歳
以下だった38万人を継続的に検査するのは当然だ。
 放射性物質は福島県外にも飛散した。県外の該当者にも
検査の適用を広げることが不可欠だ。避難や移住で将来、
漏れが生じないよう万全な追跡体制も求められる。
 県外で避難を続ける人はいまだに約5万人いる。保養の
ために県外に一時滞在する親子もいる。これからも道内各
地で温かく受け入れてほしい。
 通年保養施設も後志管内仁木町に続き札幌市内にもでき
た。こうした動きも応援していきたい。

ボランティア募集

会場の札幌協働福祉会のブースに置いた
「ボランティア募集」のちらし。
いつの間にか、少なくなっていた。
反響があるといいのだが。

2015年3月11日午後2時46分

3月11日、
午後2時を過ぎると
札幌駅前通チカホ「5年目の3.11」会場は
人であふれかえった。

2時46分黙祷。

あれから4年。
黙祷する人の中には
避難者も多い。
どんな思いがよぎっているのだろうか。

原発事故さえなければ、
ふるさとで暮らしていたはず。

なかなか来る気持ちになれなかったと
今回初めて会場を訪れた人も。
気持ちの整理に4年かかったのだろうか。

会場では
お礼の手紙を札幌市民に配る
避難者グループもあった。








2015年3月10日火曜日

まだ間に合う!北海道保養〜直前申込みもOK


春休み保養のご案内です。

****
北海道で保養しませんか
余市の海が見える保養施設を無償で提供しています。
(社福)札幌協働福祉会 山の家“きょうどう”
(余市郡仁木町東町緑ヶ丘114)

積雪2mのフィールドでおもいっきり雪遊び(ソリ遊び、雪のトンネルづくり他)。
小樽水族館、鉄道博物館なども近くにあります。
基本は現地集合(JR余市駅)ですが、乳幼児と一緒の母子保養の場合などは、新千歳空港や苫小牧フェリーターミナルなどへの送迎できます。お気軽にご相談ください。

1 使用可能な日時 短期でも、1ヶ月を超える長期スティも可。
2,施設  2階建て、10畳8室、食堂・厨房・食器有り、トイレ水洗、浴室あり、 
      駐車場あり。使用可能な車を常時、1台配置。
3,炊飯器や食器等日常生活に必要なものはすべて揃っています。
4,近隣施設  「山の家」がある冷水峠は標高320Mの場所に位置しています。
        日本海が遠望でき、夜になるとイカ船の漁火が見えます。
        車でおよそ15分で、買い物、図書館、温泉(周辺に多数あり)、病院
        など便利です。
5, 携帯電話/SoftbankとAUは通話できますが、ドコモは機種によって少し通信状
        況が悪いです。なお、固定電話を設置しています。
6, Wi-Fi使えます
7、シェアハウスなので、同宿者と協力連携して、楽しく過ごして下さい。

仁木町
 札幌から58km。余市町を隔てて日本海石狩湾に面し、対馬暖流の影響で四季を通じて温暖多湿。人口は4,000人弱。主な、産業は農業と観光。とくに、果物の産地として知られ、5月から8月にかけ主に、イチゴ・サクランボ・ブルーベリー・メロン・ミ二トマトが出荷されます。

[お問合せ・申込み]
社会福祉法人 札幌協働福祉会  担当:富塚、安斎
     TEL& FAX 0135-34-7005
                   携帯TEL 090-1300-8314
ブログ山の家通信/http://node0314.blogspot.jp/

<アクセス>
1 新千歳空港からクルマで1時間30分(高速道路利用)。
2 JR利用/新千歳空港~札幌駅~小樽駅~余市駅(余市駅~山の家=送迎します)
3 苫小牧港フェリーターミナルからは、札幌駅行きと苫小牧駅行きのバスが出ています。それぞれの駅からJR利用で余市駅まで来てください。


「5年目の3.11」ミニライブもいっぱい

5年目の3.11。
札幌駅前チカホ空間。

会場設営が終わって
午前10時から各ブースのパネル展示作業。

札幌協働福祉会のブースは
「おもいっきり夏休み・冬休みin北海道」の
写真パネルを貼り出し、
夏休みのボランティア募集のチラシを
テーブルに置いた。

川上未映子 風化が進んでいるのを感じます。
・・・被災地以外の場所ではゆるくまひして
いく感じ。
東浩紀 風化というよりも、「福島原発の事
故に向き合わない」という意思がいろいろな
レベルであるのではないかと感じられるほど
です。(朝日新聞夕刊対談)

「3.11を忘れない」ではなく、
3.11は私たちの未来の道しるべなんだけどなー。



2015年3月9日月曜日

いよいよ明日から「5年目の3.11」


いまもなお、11万9千人が
「ふるさと」を奪われて
避難生活を余儀なくされている。

にもかかわらず、東電も国も責任を問われない。
事故の責任を負わなくて済むから
「再稼働へGO!」。

そんなことは許さない!

明日から札幌駅前通りチカホで
3.11イベント。

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2015年3月11日(水)|東日本大震災発生時刻である午後2時46分に会場にて黙祷を行います。多くの尊い生命とそれぞれの思いに祈りと願いをこめて。
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東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から4年。今、そしてこれからを見据え、様々な取り組みをしている北海道内、札幌市内の団体・企業が参加します。
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内容|参加団体・企業の取り組み紹介、古書・被災地仮設住宅の手づくり品などのチャリティー販売、ミニライブ、木育ワークショップ、募金活動、被災地の「今」を伝える写真映像 ほか

参加団体・企業|うけいれ隊、NGR、北の里浜 花のかけはしネットワーク、NPO法人コミュニティワーク研究実践センター、社会福祉法人 札幌協働福祉会、NPO法人 奏楽、NPO法人 チェルノブイリへのかけはし、チーム☆OK、手仕事よりそい隊 結☆結&ペングアート、福島県北海道事務所、NPO法人 福島の子どもたちを守る会・北海道、NPO法人 BetterDaysProject、株式会社 北海道宝島旅行社、北海道ブックシェアリング、みちのく会、NPO法人 みみをすますプロジェクト、ゆるほかプロジェクト<チーム健康棒>、Light Up Nippon Hokkaido、株式会社 ルーツ・オブ・ジャパン 
 
ミニライブ|奏楽、道庁女声合唱団 まうぴりか、ふるさとを歌う会in札幌 森の時間、Better Days Project、my&Jennie-stateless-、モノノケユースケ×福井岳郎× ikura

主催|5年目3.11実行委員会(北海道、札幌市、札幌駅前通まちづくり株式会社、NPO法人 北海道NPOファンド、北海道NPO被災者支援ネット) 
特別支援|キワニスクラブ共同基金

問合せ|5年目3.11実行委員会事務局  
北海道NPO被災者支援ネット 
札幌市中央区南8条西2丁目市民活動プラザ星園201  
☎ 011-552-5900


2015年3月7日土曜日

あんだん亭で近藤ワインを飲む会


今日は、恵庭出身の若手醸造家、近藤良介さんを
応援する「近藤良介応援団」が主催するワイン会。
恵庭を代表する懐石「あんだん亭」で。

近藤さんが三笠でブドウづくりを始めたのは2007年。
いま、岩見沢のKONDOヴィンヤード モセウシ農場と
三笠市内のタプ・コプ農場の2カ所、3.2haで
約1万本のブドウ栽培を行っている。

今日のワインリストは6種類、
どれも手に入らないものばかり。
それぞれに味わい深いワインを堪能した。
ワインに合わせた料理も良かった。

KONDOヴィンヤードは、肥料も農薬も使っていない。
「収量は落ちるが、もともとヨーロッパは農薬なしで
栽培していた」。
フランスのシャンパーニュ、ロワール地方の研修で
獲得した近藤さんの哲学が垣間見える。
弱冠41歳、これからが楽しみだ。
「ロワール地方には、深くブドウ畑とワインづくりを
 愛し、自らの農業、生活、地球のあるべき姿に思い
を馳せる人たちがいた」と語る近藤さん
底に澱が沈殿するが、濾過すると味が
損なわれるので、濾過していない。
まろやかなチーズのようなフォアグ
ラロワイヤルがワインによく合う。
奥が深いワインづくり、その魅力にはまる!

2015年3月4日水曜日

春を待つぶどう畑


シリパ岬を望む余市町登のなだらかな丘に
そのワイナリーはあった。

リタファーム。
ニッカの創業者の夫人リタさんの名をつけた。
もちろん、NHKの朝ドラが始まる6年前のことだ。

雪に埋もれた3haの畑には
ピノノワール、カベルネフラン、メルローなど
約1万本のぶどうが栽培されている。

昨年、瓶詰めしたワインは
すべて完売。
残念ながら、1本も残っていなかった。

余市がワイン特区になって
第1号のワイナリー。

障がい者の施設とも連携し、
地元余市や札幌から
援農に来てもらっているという。

オーナーの菅原由利子さんは
本場フランスのシャンパーニュで修行を積んだ。

余市の海風を受け、
太陽の光をいっぱい受けたぶどうのワインを
早く飲んでみたい。



2015年3月3日火曜日

越冬野菜、おいしいのはどっち?

北海道〜福島野菜便の仕入れで
ニセコビュープラザ(直売所)へ。

冬場の野菜仕入れの命綱のひとつがここ。
それでも、品数が減っており、
白菜や長ネギの姿が少なくなった。

ビュープラザは
60近いニセコの生産者が
直売会協同組合を構成し出品、
通年で直売所を営業している。

この時期は越冬物が主力。
寒さを耐え忍んで、
野菜は甘みを出し、
おいしくなる。

越冬キャベツ。右は冷蔵庫で保存。温度変化がないので
緑の葉が残っている。左は雪中保存。外側の葉から悪く
なっていくので、1枚1枚はがし、だんだん小さくなる
が、「甘みが増しておいしいのはこっち」とお店にいた
生産者が教えてくれた。              

動物の足跡

この時期の雪の上は楽しい。
いろんな動物の足跡が見えるから。
どんな動物か、想像するのが楽しい。





春が駆け足でやってくる

快晴の山の家。
青空と純白の雪のコントラストが美しい。
気温は4℃。

まだ3月に入ったばかりというのに、
春が駆け足でやってくる。

早くもヒグマが冬眠から覚めて
里に出没したと聞く。

白樺も芽吹きのために
地中から一気に水を吸い上げ始めたろうか。