2015年4月30日木曜日

会員募集!!!〜山の家きょうどうを支える会

私たちは、2011年の夏休み以降、
福島の子どもたちの保養キャンプを
毎年長期休みに実施してきました。

また、幼児を抱えるご家族の避難・保養受け入れも
ここ仁木町冷水峠の山の家で実施してきました。

29年目を迎えたチェルノブイリ原発事故は
いまもなお溶け落ちた炉心の処理ができず、
一方で健康被害が続いています。

今年で5年目を迎える
東電福島原発の過酷事故による放射能の健康被害は
これから深刻化し、
長期に及ぶと予測されます。

私たちのこの事業も長期にわたり
取り組んでいかなければなりません。

事業を支える財政的基盤と人的な体制を
しっかりさせるために
「山の家きょうどうを支える会」(会長:竹田保)を
発足させました。

ただいま、会員大募集中です。
会員になって、私たちの活動を支えてください。

年会費は、個人が一口2,000円、
団体は一口5,000円です。

会員の皆さんには
①年4回の「山の家通信」の受け取り
②山の家の宿泊料金割引
③山の家「雲海ツアー」
④2口以上で、りんごジュースのプレゼント
⑤その他、楽しいイベントの参加特典など
いろいろと用意しています。

会員申込みは
お名前・ご住所・電話番号(あればFAXも)と
会費口数をお書きいただき、
下記郵便振込口座にご送金ください。

FAX 0135-34-7005
Mail: node@mint.ocn.ne.jp
でお申し込みいただければ、
郵便振替用紙と会員証を送付します。


郵便振替口座番号
02720-4-102111
山の家きょうどうを支える会



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山の家きょうどうを支える会
〒048-2412 余市郡仁木町東町緑ヶ丘114番地
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ワイナリー見学と援農(5)〜滝沢ワイナリー

滝沢信夫さんが60歳から始めたワイナリー。
直売所では540円で3種類のワインの試飲ができる。


3haの畑で9,000本を化学肥料や農薬を使わずに栽培
コストの安いプラスチックの発酵熟成タンクを使用、
25,000本の醸造能力があるワイナリー。

ワイナリー見学と援農(4)〜山崎ワイナリー

空知には、ワインツーリズムで
本州からもたくさんのツアー客がやってくる。

余市や仁木は北海道最大のワインぶどう産地だが、
産業としてのワインツーリズムは育っていない。

試飲できるワイナリーがない。
行政にやる気がないーなど
要因はいろいろありそうだが、
余市や仁木町でも今後、
新しい産業としての潜在力はありそうだ。

北海道にワイナリーを根づかせた山崎ワイナリー(三笠市)
向かいに滝沢ワイナリーもあり、ここはワインのメッカ
好きなだけ試飲できるワイン販売所
赤から白、ロゼの8種類が試飲できる。

おいしかったツバイゲルト2014を買った

ワイナリー見学と援農(3)〜宝水ワイナリー

映画の舞台にもなった宝水ワイナリー。
10ha弱の畑に7種類20,000本のぶどうが植わっている。

見学所では試飲もできる。
レゲント2014がおいしかった。

試飲ができる見学施設
見晴らしのいいワイナリー
ブドウソースをトッピングしたアイスクリームが
大人気で、ワインよりもよく売れているそうだ。
畑では冬の間外していたワイアーを張る作業を行っていた

空知ワイナリー見学と援農(2)〜キジ塩ラーメン

岩見沢が食用キジの産地とは知らなかった。

就労継続支援B型事業所「ワークつかさ」が
キジ料理専門店の『喜地丸燻(きじまるくん)』を
直営している。

お昼はここで人気のキジ塩ラーメン。
キジのガラでとったスープは
なかなかのもの。

おみやげはキジの卵パック。




空知ワイナリー見学と援農(1)

今日は、
北海道ワインツーリズムで脚光を浴びている
空知のワイナリー見学と畑のお手伝い。

午前中は、
岩見沢のKONDOヴィンヤード モセウシ農場
で援農。

若手醸造家・近藤良介さんが
ブドウづくりを始めたのは
2007年、三笠市内のタプ・コプ農場が最初。

ここモセウシ農場は2011年から始めた。
両方あわせて、3.2haで約1万本のブドウ栽培を行っている。

近藤さんのつくったワインの評価は高く、
あっという間に売り切れてしまい、
なかなか手に入らない。

1.6haに5,000本のぶどうが植わっている
札幌などから近藤ワインのファンが援農に来る。
今日は、藁(わら)を畑に敷く作業。
南北につくられた畦を春の強い風が吹き抜ける
冬の間は畑に寝かせた枝も立ち上がっている
藁を敷いたあとは、幼木の支柱を
ワイアーに縛り付ける作業
近藤さんから作業の手順の説明を受ける
垣根の支柱はカナダからの輸入材。「道産材を
使いたいが、耐用年数が2倍違う」と近藤さん。

2015年4月27日月曜日

春が駆け足でやってくる

すっかり雪が解けた山の家。
この時期の森は見通しがいい。

ぽっかり空いた穴の下は
雪解け水が流れる。

早くもヤチブキが黄色い花を咲かせている。
学名はエゾノリュウキンカだが、
葉がフキに似ているので、
ヤチブキと呼ばれる。
おひたしにするとおいしい。



2015年4月24日金曜日

5月連休、避難移住者を人形劇にご招待

北海道大学の家田教授から、
人形劇のご案内をいただいた。

やまびこ座・こぐま座プロデュース人形劇
「新☆アイヌ・ラッ・クル伝」が
5月2、3日に札幌市こどもの劇場やまびこ座で
再演される。

福島市出身のやまびこ座長矢吹さんのご厚意により
避難移住者のみなさんを無料で招待してくれるそうだ。

演出美術の沢則行さんは
人形劇の本場チェコのプラハ在住。
そのすばらしい作品を
たくさんの人にみていただきたいという。

「北大の家田先生の紹介です」と
受付で言えば、よいそうです。
(避難者でなくとも、興味ある方もOKだそうです)


☆あらすじ☆
 ・・・ハルニレの木の精霊チキサニ姫と天上界の雷神カンナカムイの間に生まれたアイヌ・ラッ・クル。平和な日々を送り成長したアイヌ・ラッ・クルは、巨大な鹿が人間たちを襲っている事を知り征伐に向かい、見事に鹿に勝利します。しかし、その頃、許婚の白鳥姫レタッチリが魔女ウエソヨマにさらわれ、アイヌ・ラッ・クルは、視力までも奪われてしまいます・・・さて、無事に姫を連れ戻せるのでしょうか・・・


【日時】5月2日(土)午後2時、3日(日)午前11時/午後2時
【料金】こども(5歳~高校生)800円(前売600円)
    大人(18歳以上)1,200円(前売1,000円)
    親子ペア券1,300円

 


2015年4月22日水曜日

山の家で新人研修


17、18日の2日間にわたり、
札幌恊働福祉会の新人研修が
新人職員12名が参加し
山の家で行われた。

1日目は、
辰田理事長が「法人理念について」
宮野常務理事が「障がい者の権利擁護と虐待について」
と題して講義。

2日目は、
ユーザー支援についてのロールプレイが
前回に続いて実施された。

今回も、利用者さん役に
辰田理事長が買って出て、
見事な演技を披露した。



ふきのとう

春の訪れを告げる山菜、
フキノトウ。
すっかり雪の融けた道端に
群生している。


2015年4月12日日曜日

開店を待つ農産物直売所

人口1,100人の赤井川村に
村の駅がオープンした。

地域おこし協力隊員として
そこの農産物直売所で働くことになった
東京から避難した若い2人

今日は2人の引っ越しの日。
札幌市北区あいの里のアパートから
赤井川村営住宅へ。

放射能から避難して
まだ半年も経っていないのに、
荷物は2トン車いっぱいになった。

「まずは農家のみなさんと親密になることが大事。
 夏場は朝5時に起きて、農家の手伝いに行き、
 冬はお酒を酌み交わしに訪ねて行く」
と2人はやる気満々。

ところが、
役場の職員から注意されたのは、
余市でミスタードーナッツ食べるなよ。

「あいつは村のものを食べない」と
村人から噂されるそうだ。

役場の職員は、
近隣でソフトクリームも食べれないので、
伊達まで食べに行くと。

ホントかどうか、狭い村社会での話。

5月1日のオープンを待つ農産物直売所
村の駅は今日も賑わっていた。ベーカリーでは
出来立てのパンが食べれる。

稲の苗作りが始まった

週明け、福島に送るお米を
仁木町大江地区の岩本農園に仕入れに行った。

早くも農場に鯉のぼりが。
真鯉、緋鯉、子鯉が15匹。

男の子が生まれると近所から
鯉が贈られる。

大江は山口県からの
入植者21戸、86人によって
始まった。
集落の名前は、
毛利氏の祖先・大江広元にちなむ。


岩本農園ではいま、
稲の苗作りで大忙し。

ベルトコンベア式の播種機で
育苗箱に種籾を入れていく。

育苗箱をビニールハウスに置くと
1週間もしないうちに発芽するそうだ。

5月に入ると田んぼに水をはり、
いよいよ田植えだ。

米農家はこの時期が一番忙しい。

播種機〜右と左が土入れホッパ、真ん中に種籾が入っている。
ベルトコンベアで移動する育苗箱に、まず土が入り、次に種籾
が入る。そして、再び土を被せて、できあがり。
育苗箱の穴は60穴以上ある。 
1粒の米から3,000粒の米ができる。



2015年4月11日土曜日

「ないことにされちゃう」

今月の福島野菜便は
週明け13、14日に発送する。

いつもの定番メニューに加えて
ふきのとうやギョウジャニンニク、
グリーンアスパラなど
北海道の春の息吹をお届けする。

北海道からの野菜便を
いつも心待ちにしてくれている。

届いているのは、
新鮮で安全な野菜だけでなく、
「いつも応援しているよ」という
農家さんをはじめとした支援者の心のメッセージ。

今日、福島のお母さんグループとの電話のやりとりの中で
通信のような紙媒体を野菜と一緒に送ってほしいと言われた。
共同購入しているお母さんたちに配るという。

そうでもしていかないと
「ないことにされちゃう」という。

「ないことにされる」というのは
放射能を大量放出した東電福島第一原発の過酷事故のこと。

いま福島では、
「放射能を気にすることなく暮らしましょう」
といった動きがじわじわ浸透していて、
何事もなかったかのように日々が過ぎてゆくーという。

不安を口にする人は反原発と言われ、
「山のキノコでもなんでも好きなものを食べましょう」
「甲状腺ガンと原発事故とは関係ないんだ」
「復興のじゃまをするな」
という声が大手を振っているそうだ。

保養受け入れやただ野菜を送っていればいいわけではない。
私たちはもっともっと福島にコミットメントして
もっともっと広い分野で深いつながりを
つくっていく必要がある。
そのことが、私たちの未来へのドアを
開いていくことになるのだろう。

3.11フクシマは、
いままでの人生観、世界観を壊してしまったのだから。
hand to hand project kawamataの今泉さんが届けてくれた
北海道〜福島野菜便へのお母さんたちのお礼の手紙

2015年4月5日日曜日

春休み保養〜写真スケッチ決定版

春休み保養プログラムの詳細な模様は
下記ブログに出ています。
写真もプロカメラマンが撮影したものです。

協働フラッシュWEB版
http://sapporo-kyoudoufukusikai.jp/top/blog


春休み保養〜写真スケッチ④雪山遊び

まだまだ残雪がいっぱいの山の家は
恰好の遊び場。

子どもたちはソリ遊びや雪合戦など
服が濡れたり、
靴の中に雪が入ったりするのも厭わず、
おもいっきり楽しんだ。





春休み保養〜写真スケッチ③にわとりの命をいただく

昨年も山の家で行った、
にわとりの命をいただく
「命をつなぐワークショップ」。

鶏の屠畜と解体。
そして、鶏肉をつかった料理を
子どもたちと一緒に食べる。

命をいただくということ、
どう感じたろうか。

屠畜した鶏の羽毛を取る子どもたち

春休み保養〜写真スケッチ②白樺せっけんづくり教室

辰田理事長による
白樺の樹液を使った石鹸づくり教室。

山の家の敷地内にできた石鹸工場で
石鹸が出来上がるまでの行程を
子どもたちに見せる。

通常であれば、固まるのに2〜3週間はかかるので、
早く固まるように温度を上げた。
(通常45℃を70℃に)

今回は学校給食の廃油ではなく、
米油を使ったこともあり、
撹拌しているうちに、ドンドン固まってしまい、失敗。

とはいえ、新しい知見の発見につながり、
辰田理事長も満足。

それ以上に、辰田理事長のキャラクターが
小国のみなさんから大いに受け、
「楽しかった」との声が相次いだ。

子どもたちは真剣に辰田理事長の説明を聞く
なぜかお酒の紙パックが作業台に。

春休み保養〜写真スケッチ①天然酵母パンづくり

自然食レストラン「ホロ」の工藤夫妻の
天然酵母パンづくり教室。

パン生地を思い思いの形につくり、
フライパンで焼く。

焼きたてパンの出来上がり。
おいしい!