2013年6月30日日曜日

なつかしい田村市で目にしたもの

福島県田村市で札幌恊働福祉会は
3・11の年の6月から3か月間、
避難所となった旧春山小学校で
移送ボランティアをHOPとともに行った。

旧春山小学校には3月12日に避難指示が出された、
同じ田村市内の常葉地区と都路地区の住民が
100人近く避難していた。

私もそこで1週間、
移送のボランティアを行った。

6月20日、郡山から川内村へ行く途中、
田村市を通過した。
2年ぶりの旧春山小学校や船引(田村市の中心部)の町並み、
なつかしかった。

仮設住宅に移った避難所の人たちは
元気だろうかと思って車を走らせているうちに
常葉地区を過ぎ、都路地区に入って行った。

なんとなんと沿道に
汚染土が詰め込まれたフレコンバッグが
次から次へと目に入ってくる。

田村市都路地区
こんな車や人が通る道に
野ざらしで置いておいて大丈夫なのかと思って、
車を停めて近づくと
4.6μs/hと書かれた袋があった。

6月29日朝日新聞朝刊1面トップが
このニュースだった。

それによると、
田村市の除染作業が完了したが、
放射線量は目標の年間1ミリシーベルトに届かなかった。
23日に開かれた住民説明会で
住民から再除染が要望されたが、
政府はこれを拒否し、
被曝量の自己管理を提案されたという。
この国はいつから、おかしな国になってしまったのだろう。
国道288号線沿いはフレコンバッグが各所に並べられていた
フレコンバッグには表面の空間放射線量が書かれている

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