2014年4月14日月曜日

除染はしたが・・・

福島県内で人口のトップは
県庁所在地の福島市ではなく、
いわき市だ。

仮設住宅は35カ所を数え、
避難者は2万人を超える。

そこに被災地復興事業で
労働者が大量に流入している。

お昼時になると
どこのレストランも
列ができる。

市内を走っていると
街頭に貼り出された葬儀の紙が
あちこちで目に入る。

火葬場も混み合っていて
火葬の時間がとれないので、
やむなく葬儀の前に火葬にするケースも多いそうだ。

いわき市内最大の新興住宅街「いわきニュータウン」
(いわき市中央台)
いわきニュータウンに住んでいる
Hさん宅にお邪魔した。

17年前に新築し、
まだ住宅ローンが残っているなかで、
3.11を迎えた。

すぐ、関東の方に避難したが、
夫の仕事の関係で、
1ヶ月足らずで戻ってきた。

高台なので、
いわき市内では
線量が高い。
庭の放射線量は0.6μs/h。

自費で除染したが、
周囲の線量が高いので
もとに戻ってしまう。

いまでも測ると
0.3μs/hあるという。

玄関にはいつでも避難できるように
避難グッズが置いてある。

「毎日不安の中で生活したくはないのですが・・・」
悩みながらの生活は4年目に入った。

日当りのいい庭は芝生だったが、10cmほど掘り起して
砂利に入れ替えた。ひなたぼっこもできなくなった。

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