2014年6月3日火曜日

鶏の解体ワークショップ〜命のことを学ぶ

第1回山の家'sイベントの圧巻は
何と言っても「鶏の解体」ワークショップ(鶏しめ)。

日々の食卓に出てくる鶏肉。
でも、どうやって鶏の「命」を
いただいているのか、私たちは知らない。

「命」をいただくというのは、
どういうことか、
体験してもらうワークショップ。


余市のスルジェ農園の卵を産まなくなった鶏(平飼い)。
羽交い締めて逆さにし、首の頸動脈に
ナイフを入れる。

その瞬間、鶏の命が伝わってきて、
何とも言えず、
胸の奥からこみ上げてくるものがある。


約200ccと言われる体内の血が抜けきるまで3〜4分。
最後のとき、もの凄い力で羽をばたつかせたあと、
静かになる。
子どもたちは何を感じているのだろう。


生きている鶏をさわって
命の感触を確かめる。



死んでも体はまだ温かい。
消え行く命の温もりを手で感じながら、
みんなで羽をむしり取る。

命あるものをいただいて
私たちは生きている。
命をいただく現場に立ち会って、
自然と感謝の気持ちが湧いてくる。

年配の参加者に聞くと
子どもの頃に鶏しめを経験している人が
意外と多かった。

昔は、命をいただくことと食べることが
近かったんだ。

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