2014年7月29日火曜日

赤い首輪のパロ〜フクシマにのこして

今日は、北海道を代表する児童文学作家
加藤多一さんが山の家に来た。

先月出版されたばかりの児童文学
『赤い首輪のパロ〜フクシマにのこして』
の朗読会だ。

スタッフ4人が代わる代わる
読み聞かせる。

子どもたちもそれなりに
聞いている。

物語の主人公は、
食べることが大好きな女の子、ユリカ。

地震と津波、そして原発事故が起きて
北海道に避難してきたけれど、
残してきたばあちゃんと犬のバロが
気にかかる。

福島に住んでいていいのかという
問いかけを含む物語、
大人たちでさえ、簡単に答えを出せない問いかけ。
子どもたちはどう受け止めたのだろう。

加藤さんは誰が一番かわいそうだと思う?
フクシマの人はどうすべきか?
矢継ぎ早に問いかける。

そして、子どもたちは
首を傾げて、考える。
なかなか答えは出てこない。

遊ぶ時間、勉強の時間、体験の時間と
いろいろあったけど、
いままで、子どもたちに
こういう時間は提供してこなかったな。

こういう時間とは
答えがそう簡単には見つからない問題を
投げかけて、考えてもらう時間。

フクシマに住んでいていいのだろうか?〜つらい問いかけだ

スタッフが交代で朗読〜いい研修だったかも?
テーマがテーマで、多くの出版社から断られた作品

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