加藤多一さんが山の家に来た。
先月出版されたばかりの児童文学
『赤い首輪のパロ〜フクシマにのこして』
の朗読会だ。
スタッフ4人が代わる代わる
読み聞かせる。
子どもたちもそれなりに
聞いている。
物語の主人公は、
食べることが大好きな女の子、ユリカ。
地震と津波、そして原発事故が起きて
北海道に避難してきたけれど、
残してきたばあちゃんと犬のバロが
気にかかる。
福島に住んでいていいのかという
問いかけを含む物語、
大人たちでさえ、簡単に答えを出せない問いかけ。
子どもたちはどう受け止めたのだろう。
加藤さんは誰が一番かわいそうだと思う?
フクシマの人はどうすべきか?
矢継ぎ早に問いかける。
そして、子どもたちは
首を傾げて、考える。
なかなか答えは出てこない。
遊ぶ時間、勉強の時間、体験の時間と
いろいろあったけど、
いままで、子どもたちに
こういう時間は提供してこなかったな。
こういう時間とは
答えがそう簡単には見つからない問題を
投げかけて、考えてもらう時間。
| フクシマに住んでいていいのだろうか?〜つらい問いかけだ |
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