2014年11月30日日曜日

いわき市・郷が丘幼稚園のすごい取り組み

昨日は、いわき市にある
郷が丘幼稚園を訪ねた。

この幼稚園は、
泥んこ遊びや木登り、
ザリガニ掴みなど山や川での園外保育にも
手間ひまを惜しまず
力を入れている幼稚園だった。

ところが、東京電力原発の
メルトダウン事故が
園児の外遊びすべてを奪った。

3.11の年の5月には、
「子どもの命を守ることが園の一番の課題」
という方針を打ち出し、
6月には園主催で武田邦彦教授の講演会を行う。

直後に除染隊をつくり、
周辺を含む除染活動を行い、
ひまわりを植えて、
放射線量の低減をはかったりもした。

そして、内部被曝を避けるために
子どもたちの給食は
県外産を使ってきた。

この9月には、郷が丘幼稚園の年長さんが
沖縄久米島『球美の里』に
7泊8日の保養に出かけた。

今後もこうした園の取り組み、
とくに内部被曝を避けるための
安全安心な食材を確保するために
北海道から何かお手伝いができないか
との相談のために今回、訪問した。

子どもたちの命を守る
こうした幼稚園がもっともっと増えていけばいい。
いわきでは、比較的古い住宅地にある郷が丘幼稚園。 
外遊びができなくなった2011年当時、園庭はひまわり畑になった。
園庭には放射線量測定器があり、線量とにらめっこ
しながら園児の外遊びの時間を決めていた。
安全な食材の購入で献立作りに取り組んできた園の厨房
避難者が入ってきて空き家のなくなった郷が丘住宅地。
公園では「除染作業をしています」の看板が立つ。 
汚染された土や草などが入ったフレコンバックが
積み上げられた郷が丘公園。


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