2015年1月20日火曜日

当別町の原木栽培しいたけを見学

毎月福島に送っている北海道の野菜便。
しいたけは当別町の北海道文化舎でつくっている
原木栽培しいたけを送っている。


キノコの栽培方法は、
自然の原木を使う「原木栽培」と
人工の培地を使う「菌床栽培」がある。

いまは手間ひまがかかるのと、
生産管理がしやすいので、
「菌床」が95%を占めているというが、
「原木」の独特の香りで深みのある濃厚な味わいは
捨てがたい。


東北は原木の供給地であり、
福島は原木栽培きのこの産地でもあったが、
3.11以降、壊滅状態になっている。

昨日は、当法人の当別高岡アクティビティセンターに行ったついでに
原木栽培の現場を見せていただいた。

<吊るして育てる>

いろいろ試行錯誤を繰り返し編み出した「吊して育てる」方法。
樹木は自然に育っている環境では立っている。
この立っている姿に近づける。
水はけも良く、ほだ木に適度な刺激があり、
キノコを育てる最も良い方法だという。
また、吊すことにより、太さのばらつきや多少の曲がり具合を許容し、
1本20kg以上もある原木でも作業ができる。
そのため山林で樹木を切り出すときは
パルプ生産用の重機を使って太さに気を使わず伐採ができ、
人材不足の林業現場に対しても負担が少なくできるという。

原木はミズナラとコナラを使用
長さ150mのビニールハウスの中で育てている

発生を促すためにトンカチでほだきを叩くが、
ここでは重機で持ち上げ、床に叩き付けていた
この時期に植菌作業を行うと秋には収穫できる
作業を行うのは近くにある授産施設のユーザーさん
植菌した場所にロウを塗って乾燥を防ぐ
熱して溶かしたロウ

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