2014年9月9日火曜日

放射性プルーム、2度にわたり関東・東北に拡散〜大気汚染監視システムで判明

OurPlanet-TVより

東京電力福島第一原発事故で放出された
放射性プルーム(放射性雲)が2度にわ
たって関東・東北地方に広く拡散してい
った様子が、各地に設置されていた大気
汚染の測定局で採取した試料を解析した
結果、改めて確認された。

 

今回のデータは、PM2.5などによる大気
汚染の状況を計測するために、全国の都
道府県が設置している大気汚染監視シス
テムのうち、福島県をはじめ、宮城県、
岩手県、茨城県、千葉県など9都県の91
地点にある測定局の測定用ろ紙に付着し
ていた試料を解析したもの。

事故直後の2011年3月12日から
23日にかけて大気中に拡散していた
セシウム137と134の1時間ごと
の濃度を調べた。
 


その結果、3月15日と21日をピークに、
放射性プルームが東北南部や関東に向けて、
幅広く拡散していたことが改めて確認された
ほか、3月16日午前中、茨城県南東部沿岸
地域と千葉県北東部沿岸地域でセシウム137
の濃度が上昇していたことや、3月20日の
12時以降、茨城県から関東中部、埼玉県北
西部に放射性プルームが移動し、夜に山麓地
帯に滞留していたことなど、新たな事象が分
かった。

調査結果をまとめた
平成24年度 SPM捕集用ろ紙に付着した放射性核種分析(首都大学東京)
では、日にち別に解析している。






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